【バレンタイン目前】チョコレートの正しい選び方!本物のチョコとは?

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

2月14日のバレンタインデーが近づいてきました。

街にはたくさんのチョコレートが並び、贈る側も受け取る側もワクワクする季節ですね。

バレンタインデーは恋人同士だけでなく、家族や友人、職場の仲間へ感謝の気持ちを伝える絶好の機会でもあります。

でも、ちょっと待ってください!

Danger

「そのチョコ、本当に体に良いものですか?」

私のクリニックでは、多くの患者さんが食生活に関心を持たれています。

特にチョコレートが好きな方は多く、「健康に良いポリフェノールが含まれている」と話される方もいます。

しかし、一口にチョコレートと言っても、その種類や成分はさまざま。

選び方を間違えると、知らず知らずのうちに余計な添加物を摂取しているかもしれません。

【本物のチョコとは?】カカオ含有量だけでは決まらない!

チョコレートの健康効果は主にカカオに含まれるポリフェノールやフラボノイドに由来します。

一般的に、カカオ含有量が多いほどこれらの成分を多く摂取できますが、単純に「カカオ分が35%以上なら本物」とは言えません。

チョコを選ぶポイント

カカオ含有量が高いほどポリフェノールが豊富

カカオ豆の種類や発酵・焙煎の方法によって風味や栄養価が変わる

カカオ含有量だけでなく、原材料のシンプルさや品質もチェック

【乳化剤は本当に避けるべき?】

チョコレートの原材料には「乳化剤」が含まれていることが多いですが、一概に悪者とは言えません。

乳化剤には、大豆由来のレシチンなど安全性の高いものもあり、むしろカカオバターの分離を防ぎ、口当たりを滑らかにする役割があります。

レシチンを選ぶとよい

レシチン(大豆由来)など安全性の高い乳化剤は問題なし

気になる方は「乳化剤不使用」のチョコレートを選ぶのもアリ

加工の少ないチョコを求めるなら、シンプルな原材料のものを選ぼう

【準チョコとチョコの違い】

スーパーでよく見かけるチョコレートには、「チョコレート」と「準チョコレート」があります。

チョコレート

  • カカオバターを使用
  • カカオの風味が豊かで栄養価も高い

準チョコレート

  • カカオバターの代わりに植物油脂を使用
  • コストを抑えるために砂糖や添加物が多いことがある

「チョコレート」と書かれていても、実は「準チョコレート」だった…なんてことも。成分表をしっかり確認しましょう!

【オーガニックチョコレートの落とし穴?】

オーガニックチョコレートやフェアトレード認証のものは、農薬や化学肥料を使わないことや、生産者の支援、環境への配慮といった観点から魅力的ですが、必ずしも「オーガニック=高品質」とは限りません。

🌱 オーガニック認証がなくても高品質なチョコはたくさんある

🌍 フェアトレードは倫理的観点では良いが、味や栄養価とは別問題

🍫 最も重要なのは「原材料のシンプルさと品質」

【チョコレートの選び方】

チョコを選ぶ際に気をつけたいポイントは以下のとおりです。

おすすめ!

カカオ含有量:70%以上のダークチョコがおすすめ

添加物の有無:シンプルな原材料(カカオマス、カカオバター、砂糖)を選ぶ

砂糖の種類:精製砂糖よりも黒糖やココナッツシュガー使用のものがベター

植物油脂の種類:カカオバター以外の油脂が含まれていないかチェック

オーガニックやフェアトレード:環境や生産者支援の観点で選ぶのも良い

【適量が大事】健康に良いからといって食べすぎ注意!

チョコレートにはポリフェノールなどの健康に良い成分が含まれていますが、カロリーも高いので食べすぎには注意が必要です。

食べすぎ注意!

1日あたり20~30g(小さめの板チョコ2~3かけら程度)が目安

食べるタイミングを工夫(空腹時より食後の方が血糖値の急上昇を抑えやすい)

個人の好みに合ったものを選び、無理なく続けることが大切

【まとめ】バレンタインは「体に優しいチョコ」を!

バレンタインデーに向けて、より健康的で美味しいチョコレートを選ぶコツをお伝えしました。

一歩先に行く、こだわりのバレンタインデー

カカオ含有量だけでなく、原材料のシンプルさや品質をチェック

乳化剤は一概に悪ではなく、大豆由来のものは問題なし

オーガニック認証がなくても高品質なチョコレートはある

チョコの健康効果を活かすために適量を守る

バレンタインこそ、「ただ甘いだけのチョコ」ではなく「美味しくて体に優しいチョコ」を選んでみてはいかがでしょうか?

私自身、先日オーガニックショップで見つけたチョコを試してみました。たしか800円くらいでした。

残念ながら、これがどこにでも売っているわけではないのですが、少しでも良いチョコがあるなら、探してみる価値はあると思います。

もちろん個人によって合う・合わないはありますし、カカオ含有量が高いものは苦味が強いので好き嫌いも分かれるかもしれません。

今後も、患者さんの「好きだけどやめられない」食材について、できるだけ良い選択肢や情報をお届けしたいと思っています。

食生活は病気の改善にも予防にも大切な要素です。

どうしても食べたいものを、少しでも体に優しい形で楽しむ――そんな選択が皆さんの健康へつながりますように。

チョコ好きの方の参考になれば幸いです。

これからも、健康を意識した情報をお届けしていきます!

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    やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼
    日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
    日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
    日本喘息学会認定喘息専門医
    日本内科学会認定内科医
    日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
    内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
    日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
    日本温活協会認定温活士

    日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ

    投稿者プロフィール

    院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
    院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
    2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。