「変わったのは子どもではなく、大人の関わり方」

~ある書道の先生が語った、子育て世代への静かなメッセージ~
こんにちは
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックです
先日、ある書道の先生から伺った言葉に、心を揺さぶられました。
それは、今の子育てに悩む多くの親御さんにこそ届いてほしい、
静かで深いメッセージです
「子どもは変わっていない」
その先生は、長年にわたり子どもたちと向き合い続けてきた教育者です。
数えきれないほどの子どもたちを見てきた中で、こう語られました。
「子どもは、昔も今も変わっていません。
変わってしまったのは、大人の関わり方です。」
思わず、はっとする言葉です。
“子どもが育てにくい時代”とよく言われますが、
本当にそうでしょうか?
過干渉が、自立を遅らせる?
現代の子どもたちは、とても賢く、感受性も豊かです。
けれど、大人が心配しすぎて口を出しすぎてしまうことがあります。
「こうしなさい」
「これじゃダメ」
「うちの子はまだ…」
そんな言葉が子どもに届くたびに、
“自分で考える力”は小さくしぼんでいくのです
“信じて、見守る”という関わり方
書道の先生は、こうも言いました。
「手を出しすぎないことが、
子どもに“考える余白”と“自分で責任を持つ力”を育てます。」
それは決して放任ではなく、信頼して待つ勇気。
大人が一歩下がって見守ることで、
子どもたちは自分の中の光に気づき、自ら歩き出すのです
“正しさ”より、“らしさ”を
たとえば習い事でも、成績でも、進路でも、
「大人が決める」ことが目的になっていないでしょうか。
でも本来、子どもの人生は、
その子の「らしさ」や「好き」があってこそ輝くもの。
「正解」を押しつけるよりも、
「問い」を共有する姿勢が、信頼と成長を育むのだと
書道の先生は教えてくれました
親が“変わる”と、家庭が“変わる”
子育てとは、
「子どもを育てる」と同時に「親が育つこと」でもあります。
「なんで言うことを聞かないの?」と思ったら、
まずは「自分が聞いていたか」を振り返ってみる。
その繰り返しが、やがて大きな信頼となって、
子どもの“根”を深く強くしてくれるのかもしれません
さいごに|静かな気づきを、あなたへ
子どもは本来、
“人から好かれたい” “誰かの役に立ちたい”という思いを持っています。
その芽を伸ばすのか、つぶしてしまうのかは、
まわりの大人の関わり方次第です。
“ちょっとした言葉”
“ちょっとした態度”
それが、未来を大きく変えることもあるのです
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
患者さん一人ひとりの“その人らしさ”を大切にしています。
子育てや生活に悩んだときも、
「医療を超えた支え」がここにあることを思い出していただければ幸いです
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
この記事が誰かの心に届きますように…
投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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