【空気が“極度に乾燥する冬”へ⚠️】今年の年末はインフルと咳が“爆発的に悪化”する予感…

今からできる本気の対策と、ワクチンの重要性について✨

こんにちは。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長の山口裕礼です。

📢 最新の1か月予報(日本気象協会)により、この冬の“危険な兆候”が見えてきました。

結論からお伝えします。

🔥 今年の年末は“咳・インフル・感染症”が圧倒的に悪化する条件が揃っています。

理由は3つ。

① 太平洋側は“雨が少なく、晴れが多い” → 空気が極度に乾燥

  • 東日本・西日本は平年より降水量が少ない
  • 乾燥で ウイルスの生存時間が長くなる
  • 咳の悪化、気道炎症の増悪が起きやすい

👉 呼吸器専門医として言い切れます。乾燥こそ“咳を止めない最大の敵”です。

② 日本海側は雪が少ない → 冬型が弱く寒暖差が大きい

  • 寒くなったと思ったら温かい日が戻る
  • こうした揺さぶりは自律神経を乱し、免疫力が急低下
  • 咳ぜんそく、慢性咳嗽、気管支炎が一気に悪化💥

③ 11月末~12月前半に“強い寒暖差”が確定

  • 1週目:気温高め
  • 2週目:一気に平年並みで寒い
  • 3〜4週目:また気温が上がる日が混ざる

👇
この“乱高下”が
インフルエンザ・肺炎・咳喘息を一気に増やす典型パターンです。

❄️【予想】今年の年末は

インフルエンザ・感染症・咳の患者さんが“爆発的に増える”冬になります。

正直に言うと、12月後半は外来が非常に混む可能性があります。
呼吸器疾患のピークが早く来ると、年末ぎりぎりに体調を崩す方が一気に増えます。

👍 今からできる対策 5選(今日からできます)

① 加湿は“優しさ”ではなく“生命線”です💧

  • 室内湿度は40〜60%
  • 加湿できない時は洗濯物の室内干しでもOK
  • 就寝時の乾燥対策は特に重要

② 朝のど痛い人は“咳の前兆”です → 迷わず受診

乾燥でまずやられるのは“気管支の粘膜”。
咳が止まらない季節はスタートしています。

③ 手洗い+“鼻うがい”で感染リスクを激減✨

鼻腔のウイルス量を下げると発症確率も軽くなります。

④ 寒暖差が強い日は“上着の脱ぎ着”で体温調整

免疫力は体温のわずかな変化でも落ちます。

⑤ そして…一番大切なのが“ワクチン”です💉🔥

💉【ワクチンは迷っている時間が一番リスク】

今年の流行は“早い・強い・長い”の三拍子

乾燥+寒暖差+降水量減少という条件が揃うと、
インフルエンザの流行は 必ず長引きます。

すでに報告数は伸び方が“異常”。
例年の12月下旬のピークが 今年は12月上旬〜中旬 に前倒しの予測です。

🎯 ワクチンを打つメリット(科学的事実)

  • 発症リスクを確実に下げる
  • 仮にかかっても 症状が圧倒的に軽くなる
  • 肺炎や重症化を強力に予防
  • 高齢者・基礎疾患のある方は特に重要

今年は
「打っておけばよかった…」
と言う患者さんが確実に増える冬です。

🏥 当院では12月も“最後の1人の希望のために”接種を続けます

「忙しくて忘れてしまった」
「もう間に合わないと思っていた」

そんな方を、ひとりも取りこぼさないために。

当院は12月も
インフルエンザワクチンを継続接種します。

迷っている方は
👉 今すぐお問い合わせください。
まだ間に合います。

💉 ワクチンを“打たない方が良い”人とは?

インフルエンザワクチンは多くの方にとって有効で安全ですが、
以下の方は 接種を避ける あるいは 事前に医師へ必ず相談 が必要です。

① 過去にインフルエンザワクチンで重いアレルギー(アナフィラキシー)を起こした方

呼吸困難・全身じんましん・血圧低下など、
明確なアナフィラキシー歴がある場合は原則として接種できません。

② 明らかな急性疾患のある方(高熱・強い体調不良など)

今まさに感染症にかかっているときはワクチンの効果が弱まり、
副反応が強く出る可能性があります。

③ 卵アレルギーが“非常に強い”方(重度の場合)

通常の軽度〜中等度の卵アレルギーの方は接種可能ですが、
アナフィラキシーを起こした経験がある重度の方 は、
医師と相談のうえ慎重に判断します。

④ 予防接種の成分に重いアレルギーを示したことがある方

インフルワクチンには微量の成分があります。
特定成分に強いアレルギー歴がある場合は注意が必要です。

⑤ 医師が“接種不適当”と判断した方

持病・治療中の薬・基礎疾患の状態などによっては、
接種タイミングをずらしたほうが良い場合があります。

🌱 大切なのは「不安な場合は必ず相談する」こと

ほとんどの方は安全に接種できますが、
ご自身の健康状態、アレルギー歴、今の症状などで判断が変わります。

👨‍⚕️ 当院では一人ひとり丁寧に確認し、
“打つべき人” “見送るべき人” を明確にお伝えしています。

🌟 最後に(呼吸器専門医からの本音)

乾燥と寒暖差が同時に来る冬は、
患者さんが一気に体調を崩しやすい季節です。

咳が止まらない方、
不安がある方、
ワクチンを打っていない方、

どうか早めに動いてください。

今年の冬は、“自分の身体を守る行動”が未来を決めます。
私たちは、そのお手伝いを全力でいたします。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ
① 医学=呼吸器・アレルギー
② 生活=腸・温活・食・睡眠・肌
③ 幸福=働き方・環境・園芸
“病気を診るだけでなく、人をまるごと診たい”
——その思いを胸に、学びを続けています。
医学的根拠 × 生活習慣 × 心の豊かさ
三位一体の医療をめざしています。
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
カラダ取説®マスター・ジェネラル ← NEW✨
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー、快眠セラピスト、安眠インストラクター
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
<受賞歴>
第74回日本アレルギー学会学術大会「働き方改革推進奨励賞」受賞