クリニックだより

大河ドラマ「光る君へ」から学ぶ|患者さん一人ひとりに合った対応が大切です

印象的なドラマのシーンから学んだこと

皆さん、こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口です。

先日、大河ドラマ「光る君へ」を観ていて、印象的なシーンがありました。

藤原賢子と双寿丸という登場人物のやりとりです。

賢子は双寿丸を食事に誘い、書物を貸してあげようとしますが、双寿丸は「字は読めない」と答えます。

それでも、彼は武芸の道で自分の力を発揮し、それに誇りを持っている姿が描かれています。

このシーンを見て、私たちが日々の診療で心がけていることを改めて考えさせられました。

賢子は学問や書物に長けていますが、双寿丸は体を使って戦うことが得意です。

二人はそれぞれに異なる強みを持ちながら、どちらも尊重されるべき素晴らしい存在です。

患者さん一人ひとりの違いを尊重する医療

これと同じように、私たちのクリニックでも、患者さん一人ひとりの個性や価値観を大切にしています。

医療の世界においても、患者さんの得意なこと、不得意なこと、あるいは希望や期待が異なるのは当然のことです。

例えば、ある患者さんは病気について深く理解し、細かい情報を知りたいと思うかもしれません。

一方で、別の患者さんは、できるだけシンプルに、ポイントだけを説明してほしいと感じることもあります。

また、治療に積極的に参加したい方もいれば、少し様子を見たいと考える方もいるでしょう。

私たちが目指す医療の提供

私たち医療者の役割は、そうした患者さん一人ひとりの考えや気持ちを尊重し、適切に対応することです。

診察の際には、患者さんのお話をしっかり聞き、何がその方にとって最も大切なのかを一緒に考えます。

そして、その方のライフスタイルや価値観に合った治療計画を立てていきます。

もちろん、これは患者さんだけの話ではありません。

私たち医療者自身もまた、それぞれに異なるスキルや個性を持っています。

医学的な知識や技術は重要ですが、患者さんとのコミュニケーションを大切にすること、患者さんに寄り添い信頼関係を築くことも非常に重要です。

共に歩む医療

医療とは、患者さんと医療者が共に歩むものです。

私たちは患者さんと一緒に、その方が最良の健康状態で過ごせるようサポートしていきたいと考えています。

患者さんの強みや思いを理解しながら、一人ひとりに合った医療を提供していくことが、私たちの使命です。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、いつでも患者さんに寄り添い、共に歩んでいくことを大切にしています。

どんなことでもお気軽にご相談ください。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。