人生における生きがいの見つけ方

人生における生きがいの見つけ方

2025年1月4日。

皆さん、こんにちは。山口裕礼です。今回は、「生きがい」についての考え方を、本日の読売新聞の記事をもとにお伝えしたいと思います。

読売新聞の記事からの考察

本日、読売新聞で取り上げられていたのは、ある60代半ばの自営業の女性が「何に生きがいを求めるべきか」と悩んでいるという内容でした。女性は数年前に両親を亡くし、多額の相続税を支払ったことをきっかけに、物質的な価値観が変わり、お金に対する考え方が大きく変化したと語っています。それまでは「老後のために」と貯蓄をしていましたが、その後、お金があってもそれを使い切れないのは無駄に感じてしまい、逆に消費しても一時的な楽しさしか得られず、空虚感を感じるようになったと。

私たちは、日々の生活でさまざまな価値観を抱えながら生きていますが、特に「生きがい」について考えることは、大切なテーマです。今回の内容を元に、少しでも多くの方が、自分自身の生きがいを見つけるヒントになればと思います。

「お金の使い方」における「上下中」の考え方

記事の中で触れられていたお金の使い方について、「上」「中」「下」という3つの使い方を説明していました。

  • 下:子供のためにお金を使う。
  • 中:自分のために使う。
  • 上:他人や社会のために使う。

特に私は「上」の部分に強く賛同します。自分の利益だけでなく、他人のためにお金や時間を使うことで、物質的な充実感を超えた心の豊かさを得られると考えています。これは、決して自己犠牲を強いるわけではなく、むしろ人のために動くことで、深い満足感や自己肯定感が得られるという実感があるからです。

「他人のために使うお金」の重要性

「他人のためにお金を使う」という行為には、深い自己超越や無私の精神が求められます。人はしばしば自分のためにお金を使うことを重視しがちですが、他者に対して投資することで得られる喜びは、単なる物質的なものを超えた豊かさをもたらします。

他人のためにお金や時間を使うという行為は、自分が「何のために生きているのか」を見つめ直す大きな契機となります。自己肯定感が高まると同時に、他者から感謝されることによって、あなた自身の心も豊かになります。このような心の豊かさは、物質的な満足感をはるかに超え、長期的に見て深い満足感をもたらしてくれます。

例えば、あなたが身近な人を助けたり、地域社会に貢献したり、または慈善活動に参加することが、その一例です。これらの行動は、どんなに小さなことでも、他人の心に大きな影響を与え、あなた自身にも深い喜びをもたらします。

自分を深く知り、心の豊かさを育む

もちろん、まずは自分自身が幸せであることが大切です。しかしその幸せの源は、一時的な喜びや物質的な享楽だけでは得られないということを理解することが重要です。旅行や美味しい食事を楽しむことは素晴らしい経験ですが、それらは一時的な満足に過ぎません。長期的な満足感は、自己成長や他者との絆から得られるものです。

「生きがい」を感じるためには、まず自分を深く知り、自己成長を追求することが不可欠です。自分の強みや弱みを理解し、どんな環境でも自分らしく生きることができるようになったとき、初めて真の満足感を感じることができます。また、他者との絆を深めることは、心の豊かさを育むためにも大切です。人は孤独では生きられませんし、他者と共に生きることで人生の意味を感じることができるのです。

例えば、あなたの周りにいる人々に対して、どのように貢献できるかを考えることで、人生の目的を見つけ出し、実践することができます。それが、より深い生きがいを感じさせてくれるきっかけとなるでしょう。

まとめ

あなたが感じている悩みや不安に対して、まず伝えたいことは、「過去の価値観に縛られず、これからの生き方を新たに作り上げていくこと」の大切さです。これからの人生において、どんな価値観で生きていくかを考え、それを実現するためにどのように行動するかが、あなたの生きがいを作り出します。

お金の使い方に関しても、「自分」や「家族」のためだけではなく、「他人」のために使うことで、物質的な充実感を超えた深い満足感を得ることができます。他者への貢献が結果として、自分自身を豊かにしてくれるのです。

これからの人生で何に生きがいを見つけるか、その一歩として「他人のためにお金を使う」ことから始めてみてはいかがでしょうか。そうすることで、あなたの心はきっと、これまで感じたことのないほどに満たされ、充実感を得ることができるでしょう。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。