「自分でコントロールできるもの・できないもの」

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

私たちの生活や健康を考えるうえで、時に大切なのは「何が自分でコントロールできるのか」「何がコントロールできないのか」を見極めることです。

この考え方は、日々のストレスを軽減し、より前向きな選択をする助けになります。

今日はこのテーマを中心に、心の持ち方や健康との向き合い方についてお話しします。

コントロールできないもの:過去と他人

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私たちがどう努力しても変えることができないのが「過去」と「他人」です。

過去の出来事

過去の行動や選択は変えることができません。

たとえば、

「あの時こうしていればよかった」

と思うことがあっても、それは今の私たちの手の届かないものです。


しかし、過去を悔やむだけではなく、

「その経験から何を学べるか」

を考えることで、未来への新しい選択肢を見つけることができます。

過去の出来事を“教訓”として活かすことが、健康や人生をより良くする鍵となります。

他人の行動や考え

また、他人がどう考え、どう行動するかを完全にコントロールすることはできません。

どんなに親しい関係であっても、相手の感情や選択は本人に委ねられています。

無理に他人を変えようとすることは、かえって自分にストレスを抱える原因になることもあります。

コントロールできるもの:今と自分

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一方で、確実にコントロールできるのは「今この瞬間の自分の行動」と「自分自身の気持ち」です。

今この瞬間の行動

健康を守るための選択も「今できること」の積み重ねです。

たとえば、バランスの取れた食事や定期的な運動、十分な睡眠を心がけることは、今日からでも始められる具体的な行動です。

また、定期的な検診や受診を続けることで、将来のリスクを軽減できます。

自分の気持ちの持ち方

困難な状況や予期せぬ出来事に直面したとき、私たちはその出来事をどう受け止めるかを選択できます。

ストレスを感じたら深呼吸をしてみる、リラックスできる環境を整える、ポジティブな面を探してみる

――これらはすべて自分でコントロールできる部分です。

医師と患者の関係にも当てはめてみる

医師と患者の関係にも、この「コントロールできるもの・できないもの」の考え方が当てはまります。

医師ができること・できないこと

医師の役割は、正確な診断と適切な治療を提案し、患者さんをサポートすることです。

健康は、あなた自身が知り、選び、整えていくものです。

しかし、治療方針をどう受け入れ、どう実行するかは、最終的には患者さん自身が選択するものです。

医師がすべてをコントロールすることはできませんが、患者さんが健康をコントロールできるよう、全力でサポートするのが私たちの使命です。

患者さんにできること

患者さんにとって大切なのは、

「自分の健康は自分で守る」

という姿勢を持つことです。

医師任せではなく、治療や生活習慣の改善を主体的に取り組むことで、治療効果をより良いものにすることができます。


また、不安や疑問があれば、医師に積極的に相談することも大切です。

コミュニケーションを通じて信頼関係を築くことで、治療はさらに効果的になります。

まとめ

「コントロールできないものは過去と他人。コントロールできるものは今と自分。」


このシンプルな考え方は、健康管理や日常生活の中でも役立つものです。

もし過去の失敗や他人の言動に心が乱されそうになったら、「今の自分にできることは何か」を考える習慣を持ってみてください。

当クリニックでは、患者さんが健康をコントロールするお手伝いを全力でさせていただきます。

不安や悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。一緒に健康な未来を目指しましょう。

💖 健康は、あなた自身が知り、選び、整えていくものです。


🏥 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック

山口裕礼
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。