【2025年の黄砂、要注意!】黄砂と喘息の深い関係とは?

こんにちは
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
2025年の春、黄砂の飛来量が例年より多くなる見込みと報じられています
その影響で、「咳が止まらない」「夜中にゼーゼーする」という方が急増中
特に喘息をお持ちの方にとって、黄砂は大敵です
この記事では、 黄砂が喘息に与える影響
黄砂の時期に気をつけたいこと
発作を防ぐためのポイント
を、わかりやすくお伝えします
2025年の黄砂、ここがポイント!
今年の黄砂は…
3月中旬から5月上旬にかけて飛来予測
中国北部の砂漠化の影響で飛散量増加
PM2.5の濃度も上昇傾向
つまり、空気が“汚れやすい春”になっているのです
なぜ黄砂で喘息が悪化するの?
黄砂はとても細かい粒子で、気道の奥深くまで入り込むことがあります
そこに含まれるのは…
ウイルス・カビ
排気ガス
PM2.5
有害金属
これらが一気に体に入ってくると、 気道が炎症を起こしやすくなる
アレルギー反応を引き起こす
咳・喘鳴(ゼーゼー)・息苦しさが悪化する
つまり、黄砂は“喘息のスイッチ”を押してしまう存在なのです
こんな症状があれば要注意!
「ただの風邪かな?」と思っていても、黄砂の影響で喘息が悪化していることがあります
以下の症状がある方は要注意
乾いた咳が長引く(特に夜間や明け方)
胸が重い・息苦しい
ゼーゼー、ヒューヒュー音がする
吸入薬を使う回数が増えている
運動や笑ったあとに咳き込む
「今年の咳、ちょっと変だな…」と思ったら、黄砂による気道過敏かもしれません
2025年、喘息持ちさんの黄砂対策7選!
黄砂が多い日はなるべく外出を控える
外出時はマスク+メガネでガード
帰宅後はうがい・洗顔・鼻うがいもおすすめ
空気清浄機をフル稼働
洗濯物は室内干し
吸入ステロイド薬は毎日きちんと使うこと
咳が出たら早めに受診
吸入薬は「発作を止める」ではなく「発作を防ぐ」
多くの患者さんが、調子が良くなると吸入薬をサボってしまいます
でも、黄砂の時期こそコントローラー薬(予防薬)が重要!
症状がない日も、吸入ステロイド薬を続けることで、 気道の炎症を抑える
発作の起きにくい体をつくる
黄砂や花粉に強い呼吸器を保つ
ことができます
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは…
当院では、喘息の患者さんに対して
呼吸状態のチェック
吸入指導・使用継続のコツ
黄砂や季節変化に応じた薬の調整
など、細やかなサポートを行っています
吸入薬の種類や使い方、今の症状に合っているか不安な方は、
お気軽にご相談ください
まとめ
2025年は黄砂の飛来量が多めの予測
黄砂は喘息を悪化させる強力な引き金
日々の予防と早めの吸入がカギ
咳・息苦しさが続いたら迷わず受診を
春の陽気を気持ちよく過ごすためには、呼吸のケアがとっても大切です
「咳がいつもより長引いてるな…」と感じたら、がまんせず、すぐにご相談くださいね
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
あなたの“呼吸の春じたく”を全力でサポートします
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
漢方コーディネーター
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
管理健康栄養インストラクター
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)


投稿者プロフィール

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資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)