📚世界的な製薬会社の取り組みから考える『7つの習慣』という本のすごさとは?

(本文と写真は関係ありません)
世界的な製薬会社「○○○」では、社員教育の一環として、全社員に『7つの習慣』を読んでもらう取り組みがあるそうです。
これは少し前から社内で実施されているリーダー育成プログラムの一部で、「基本的な考え方や行動原則を社員全体で共有することが、組織全体の力になる」という方針に基づいているかもしれません。
とはいえ、「7つの習慣? 聞いたことはあるけど…」という方も多いかもしれません。
今回はその『7つの習慣』とは何か? なぜそれが社員教育に使われるのか? 一緒に考えてみたいと思います😊
📘『7つの習慣』ってどんな本?
『7つの習慣(The 7 Habits of Highly Effective People)』は、アメリカの教育者スティーブン・R・コヴィーによる世界的ベストセラー。
ビジネス書でありながら、実は「人生の教科書」とも言われるほど、幅広い内容を扱っています。
🔑その“7つ”とは…
1️⃣ 主体的である(人のせいにしない)
2️⃣ 終わりを思い描くことから始める(目的を持つ)
3️⃣ 最優先事項を優先する(本当に大事なことに集中)
4️⃣ Win-Winを考える(自分も相手も大事にする)
5️⃣ まず理解に徹し、そして理解される(相手の話を聞く)
6️⃣ 相乗効果を発揮する(チームワークで高め合う)
7️⃣ 刃を研ぐ(定期的に自分を整える)
こうして並べてみると、仕事だけでなく、家庭や人間関係、子育てなど…
私たちの毎日の生活に深く関係する内容だと感じませんか?🧠🌱
🔑 その“7つ”とは? 『7つの習慣』の中身をわかりやすく解説!
1️⃣ 主体的である(人のせいにしない)
これは「何が起こるか」ではなく、「どう反応するか」に責任を持つという考え方です。
たとえば、「上司が嫌なことを言ったから自分はイライラしてしまった」と言うのではなく、
「自分がその言葉にどう反応するかは、自分が選べる」という視点に立ちます。
🌱ポイント:
- 被害者意識をやめる
- 周囲のせいにせず、自分で選択する力を育てる
- 感情をコントロールできる人になる
2️⃣ 終わりを思い描くことから始める(目的を持つ)
人生において「何を大切にしたいか」「どんな人になりたいか」というゴールを明確にしてから行動を選ぶという習慣です。
たとえば、ただ忙しく働くのではなく、「家族との時間も大切にしたい」というゴールがあるなら、そこから逆算して予定を立てる必要があります。
🌱ポイント:
- 自分の人生のビジョンや価値観を見つめ直す
- 目先の目標ではなく「人生の指針」を持つ
- 決断や行動に迷いが少なくなる
3️⃣ 最優先事項を優先する(本当に大事なことに集中)
「大事だけど、緊急ではないこと」を優先する力を育てる習慣です。
たとえば健康、家族との時間、学び直しなどはすぐに結果は出ませんが、本当はとても重要なことです。
スマホやSNSに時間を取られるのではなく、自分の人生に本当に必要なことに時間を使えるようになることが目標です。
🌱ポイント:
- やるべきことと、やりたいことを整理する
- 「忙しさ」から抜け出し、「充実感」を得る
- 自分の時間の使い方に主導権を持つ
4️⃣ Win-Winを考える(自分も相手も大事にする)
相手を打ち負かす「勝ち負け」ではなく、お互いが満足する解決方法を探す考え方です。
たとえば、仕事で意見がぶつかったときに、どちらかが我慢するのではなく、第三の案=両者にとって良い方法を一緒に考えることが大切です。
🌱ポイント:
- 競争ではなく協力の発想
- 相手の立場に立つことを学ぶ
- 長く信頼関係を築ける人になる
5️⃣ まず理解に徹し、そして理解される(相手の話を聞く)
多くの人は「どう伝えるか」に力を入れすぎてしまいますが、まず必要なのは「相手の話を本気で聞く」こと。
相手が何を感じ、何を大事にしているのかを理解できなければ、自分の話も伝わりません。
🌱ポイント:
- 聞くときは評価やアドバイスを控える
- 共感しながら聞く練習をする
- 信頼される人間関係の基本をつくる
6️⃣ 相乗効果を発揮する(チームワークで高め合う)
「1+1=2」ではなく「1+1=3以上」になるような、協力による創造的な結果を目指すという習慣です。
個人の力だけでは出せない成果を、チームや家族、パートナーとの協力によって達成する発想です。
🌱ポイント:
- 相手の違いを否定せず、強みに変える
- 対立を恐れず、新しいアイデアを生む
- 多様性を力に変えるチームをつくる
7️⃣ 刃を研ぐ(定期的に自分を整える)
これは「自分自身をメンテナンスする」こと。
仕事や家事に追われて疲れ切ったままだと、パフォーマンスも人間関係もうまくいきません。
心・体・頭・魂の4つの面でリフレッシュする時間を意識的にとることが大切です。
🌱ポイント:
- 健康、運動、読書、趣味、瞑想などが「刃を研ぐ」行為
- 忙しいときこそ「整える時間」が未来の成果を左右する
- ずっと頑張るための、休む習慣を持つ
🌟まとめ:これら7つの習慣は「生き方の道しるべ」になる
『7つの習慣』は、どれも地味ですが、実はとても奥が深い内容です。
「こうなりたい」と思っている自分に、少しずつ近づけてくれる心の土台になる考え方。
○○○のように、組織としてこの本を大切にする会社があるという事実は、私たちの日常にも大きなヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
💡○○○のような企業が採用している理由
この本の特徴は、「やるべきこと」ではなく、「どう生きるか」「どう判断するか」といった人としての“在り方”にフォーカスしていること。
だからこそ、企業研修としても使われることがあり、○○○では社員全体の価値観共有の土台として『7つの習慣』を活用しているようです。

実際のところ、それがどれだけ職場に影響しているかは、社外からはわかりません。
しかし、「全社員に読んでもらう」という取り組み自体は、考え方の共通基盤をつくるためのひとつの方法として、興味深いものです。
📣私たち一般の人にも関係ある?
もちろんあります。
『7つの習慣』は、どんな立場の人にも役立ちます✨
✔︎ 人間関係でつまずいているとき
✔︎ 子育てや介護で悩んでいるとき
✔︎ 自分に自信が持てないとき
✔︎ チームでうまくやっていきたいとき
✔︎ 毎日がなんとなくモヤモヤしているとき
こういった悩みや課題の中に、ヒントや気づきが詰まっているのが『7つの習慣』です📖
✅まとめ:読むかどうかは自由。でも知っておく価値はある
○○○のように組織全体で『7つの習慣』を共有するという方針は、評価が分かれる部分もあるかもしれません。
ただ、この本が多くの人に読み継がれ、今もなお企業や学校、個人の成長に使われているという事実は、それだけ価値があるということなのだと思います。
「読んだことはないけど、気になっていた」という方は、ぜひ一度手に取ってみてください📚
本のすごさを実感するかどうかは、人それぞれ。だからこそ、自分で体験してみるのが一番です😊
📘『7つの習慣』は、1ページ読むだけでも心が整う本。
日々の生活にヒントがほしい方にはおすすめです✨
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
漢方コーディネーター
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士・腸内環境解析士
管理健康栄養インストラクター
日本温活協会認定温活士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)


投稿者プロフィール

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資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)
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