🫁「呼吸器疾患の治療に“抗加齢医学”はどこまで使えるか?」

👉 多職種連携・QOL・老化因子アプローチから見えてくる可能性

💡呼吸器治療のゴールは“数値”だけでなく“生活の質”へ

「喘息のコントロールができている」と言っても、
✅ 夜ぐっすり眠れていない
✅ 日中もだるく、外出する気が起きない
✅ 息切れが気になって、家事や仕事に支障がある

そんな状態では、治療がうまくいっているとは言えませんよね

現代の呼吸器治療は、
📌「炎症を抑える」「発作を減らす」ことに加え、
📌「その人らしく生きる力(QOL)を支えること」へと進化しています。

その中で注目されているのが…
👉 抗加齢医学(アンチエイジング医療)との融合です✨

🔬抗加齢医学とは?|老化=病気の一種という新しい視点

抗加齢医学とは、
✅ 単なる「若返り」ではなく、
“年齢に伴う機能低下=老化”に対し、科学的根拠に基づいて介入する医療です。

つまり、呼吸器疾患のような慢性炎症や筋力低下、免疫低下も、
「老化の一部」として捉えて対策できるという考え方。

👇具体的には…

  • ミトコンドリア機能の改善(疲れやすさへの対策)
  • 糖化・酸化・慢性炎症への介入(AGEs・ROSの測定)
  • 自律神経・睡眠・ストレス評価(SKY10などの活用)
  • 呼吸筋トレーニングや栄養サポート

呼吸器疾患の「症状」だけでなく、
“その背景にある老化因子”にアプローチすることが可能になるのです🧠🌿

🤝多職種連携が“呼吸を支える”

抗加齢医学を取り入れた呼吸器診療では、
医師だけでなく多職種の力が重要になります。

🧑‍⚕️関わる専門職の例:

  • 医師(呼吸器内科・抗加齢専門医)
  • 薬剤師(吸入・服薬指導)
  • 看護師(呼吸指導・生活支援)
  • 管理栄養士(抗炎症食・たんぱく量の評価)
  • 臨床検査技師(呼吸機能)
  • 理学療法士(呼吸筋トレーニング・姿勢改善)
  • 心理士(不安・抑うつへの介入)

ひとりの患者さんに対して、
多方向から支えるチーム医療」が可能になるのが、抗加齢的な視点の強みです✨

🌿呼吸器と老化の接点|見過ごされがちな課題

  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)と骨密度の低下・サルコペニア
  • 喘息とストレス・睡眠の質
  • 間質性肺炎と慢性炎症+免疫の暴走
  • 呼吸器疾患全体と自律神経の乱れ

これらの背景には、すべて老化に関わる因子(炎症・酸化・代謝低下)が存在します。

つまり呼吸器疾患は、
「薬物治療だけではアプローチしきれない領域」があり、
👉 抗加齢的視点からの補完が求められているのです。

🏥当院の取り組み|やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは

当院では、「呼吸器診療 × 抗加齢医学」を融合させた
“第二診察室”プロジェクトを展開しています。

📌具体的な取り組み:

  • SKY10によるストレス・循環・体組成の測定(通常の自費診療:第一診察室)
  • AGEs(糖化)測定による老化度チェック(今後の予定)
  • 栄養・睡眠・姿勢・運動に関する個別アドバイス(第一・二診察室)
  • 必要に応じて、サプリメントや温活など補助的提案

「薬に頼りすぎない呼吸管理」を目指し、
患者さんの「日常を変える」サポートに力を入れています😊

🤝チーム医療のように多面的に支える「第二診察室」

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、いわゆる管理栄養士や理学療法士といった多職種は在籍していませんが、
院長である山口裕礼医師が以下のような多分野にまたがる専門資格を活かして、
呼吸器診療の補完を行っています🧑‍⚕️✨

🧠 保有資格を活かした“多面的ケア”の例

  • 栄養と代謝の評価
     ➡️ 管理健康栄養インストラクター・ファスティングカウンセラーとして、たんぱく量や抗炎症食のアドバイス
  • 腸と免疫・肌の連関
     ➡️ 腸内環境解析士・腸内環境管理士として、腸と呼吸の相関(gut-lung axis)に着目した指導
  • 冷えと自律神経のケア
     ➡️ 温活士・薬膳調整師・漢方コーディネーターとして、体質別の温活・食養生アドバイスを提案
  • こころと呼吸の関係
     ➡️ メンタル士心理カウンセラーとして、不安や抑うつに対する心理的サポートの視点も
  • 女性特有の体調変化への配慮
     ➡️ フェムテックマイスター®上級・妊活マイスター®として、女性ホルモン変動と喘息・皮膚トラブルの関係を包括的に評価

📝まとめ|“抗加齢”という視点が、呼吸を変える未来へ

  • 呼吸器疾患と老化は深くつながっている
  • 抗加齢医学は「治す」より「支える」医療
  • 多職種連携により、QOLを高めることが可能に
  • 患者一人ひとりの“息の物語”に寄り添う新しい医療のかたち

抗加齢医学は、決して特別な医療ではありません。
むしろ、私たちが当たり前に取り組むべき“生活支援型の医療”です🌈

これからの呼吸器診療に、抗加齢の視点を――。
それは、「息を守る」だけでなく「生き方を支える」未来です🫶

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)