🌿腸活で呼吸が変わる!? 女性の喘息と腸内細菌の不思議な関係

2025年6月17日 2025年6月17日院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

👉 カンジダ・PGE2・乳酸菌とTh2炎症制御の視点から

😷「腸」と「喘息」って関係あるの？と思ったあなたへ

「咳が長引く」「呼吸が浅い」
でも検査しても異常はない…

そんな方に意外と多いのが、
“腸の状態が乱れている”というケースです💡

実は、「喘息と腸内細菌」は密接な関係にあることが
最新の研究でわかってきました🧬

🦠喘息と「腸内環境」の知られざるつながり

私たちの腸には100兆個以上の腸内細菌がすんでいて、
✅ 消化や栄養吸収
✅ 免疫の調整
✅ 炎症のコントロール

などに大きな役割を果たしています。

その中でも「Th2型炎症」と呼ばれるアレルギー性の免疫反応が、
喘息・アトピー・花粉症などに関係しており、
腸のバランスが乱れると、Th2炎症が暴走しやすくなるのです😨

🧪注目したい3つのキーワード

① カンジダ（Candida）

カンジダは誰の腸にも存在する常在菌ですが、
ストレス・抗生物質・甘いもののとりすぎなどで増えると要注意！

👉 カンジダの増殖は腸のバリアを破壊し、免疫暴走の引き金に。

👉 Th2反応が強まり、喘息の症状が悪化するリスクも。

② PGE2（プロスタグランジンE2）

これは炎症を調整する物質ですが、
腸内のバランスが崩れると、PGE2が過剰に分泌されやすくなります。

PGE2は👇

気道の粘膜に影響を与え
喘息の気道過敏性を高めることがあると報告されています。

③ 乳酸菌（Lactobacillus）

善玉菌の代表格。
腸内でバランスを整え、炎症性サイトカインの調整にも関与🧫

中でも👇

Lactobacillus rhamnosus（LGG）
Lactobacillus casei
などは、アレルギー性疾患や喘息の抑制に役立つ可能性があると示唆されています。

👩‍⚕️女性の喘息と「腸」のつながりが深い理由

女性は、ホルモンバランスの影響で👇

腸内細菌の種類が変動しやすい
ストレスによる腸の不調が起こりやすい
甘いもの・冷え・便秘が重なりやすい

これにより、腸内環境→免疫→呼吸器というルートで、
喘息症状が悪化しやすい体質になってしまうことがあるのです。

🌱今日からできる「腸活×呼吸ケア」5つのポイント

✅ 発酵食品を毎日とる（納豆・ぬか漬け・味噌など）
✅ 食物繊維で善玉菌のエサを（ごぼう・大麦・きのこ）
✅ 甘いもの・添加物を控える（カンジダ増殖予防）
✅ 水分補給＋軽い運動で腸の動きを助ける🚶‍♀️
✅ プロバイオティクス（乳酸菌サプリ）を上手に活用🦠

🏥当院ではブログにて“腸から整える喘息ケア”も提案しています

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
「咳が止まらない」「喘息が改善しにくい」といったお悩みに対して、
薬だけでなく👇

📌 腸内環境の評価
📌 食事指導・ファスティングアドバイス
📌 温活・漢方による腸と肺のめぐり改善

といった女性の体にやさしいアプローチも行っています🌸

院長山口裕礼（やまぐちひろみち）

呼吸器専門医・アレルギー専門医／腸内環境管理士／ファスティングカウンセラー／温活士

📍「咳＝肺の問題」ではなく、腸も整えてはじめて“本当の回復”が始まるかもしれません。

投稿者プロフィール

院長：山口裕礼（やまぐちひろみち）

資格：
＜医学・医療＞医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
＜予防医学・代替医療・環境＞
環境省環境人材認定事業日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
＜文化・生活＞
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®（バラ資格）