🧴皮膚は“排泄器官”⁉デトックスと皮膚疾患の関係

デトックスと皮膚疾患の関係

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長の山口裕礼です。

私たちの身体には、体内の不要物(=老廃物)を外に出すための“排泄ルート”があります。
その主な経路は次の4つ👇

✅ 肝臓(代謝の司令塔)
✅ 腸(便として排出)
✅ 腎臓(尿で排出)
皮膚(汗や皮脂を通じて排出)

このうち、皮膚も“立派な排泄器官”であることをご存じでしょうか?
今回は、肝機能や便秘などの内臓トラブルが皮膚にどう現れるのか、その仕組みをわかりやすくご紹介します🧠✨

🌿そもそも「デトックス」とは?

“デトックス”とは、体にとって不要なもの(毒素・老廃物・添加物・重金属など)を体外に排出する仕組みのこと。

本来、肝臓・腸・腎臓がメインの排泄ルートですが、これらがうまく機能していないと…

👉 「第4の排泄器官=皮膚」に負担がかかるのです❗

🧪肝臓が疲れると…皮膚に吹き出す?

肝臓は「体の化学工場」とも呼ばれ、解毒・代謝の中心的な働きをしています。
しかし、

  • 飲酒🍷
  • 脂っこい食事🍟
  • ストレス😫
  • 薬剤の多用💊

などで肝機能が疲弊すると、体内の老廃物が処理しきれず、皮膚に吹き出物・湿疹・かゆみとして現れることがあります。

🚽便秘があると肌が荒れるのはなぜ?

腸は「排泄だけでなく、免疫やホルモンの司令塔」でもあります。
便秘が続くと、腸内にたまった老廃物が再吸収されてしまい、

  • ニキビ
  • 口のまわりの吹き出物
  • 体臭の変化
  • アトピーの悪化

などが引き起こされます⚠️

💡特に、顔のフェイスラインの吹き出物は「腸のSOSサイン」の場合が多いとされています。

🩸皮膚が「代わりにがんばってしまう」状態とは?

通常は、肝臓・腸・腎臓で処理されるべき老廃物が
うまく処理されないと、皮膚がその代わりに“排泄しよう”とします。

その結果…

  • かゆみ・湿疹
  • じんましん・アトピー
  • 乾燥肌・粉ふき・赤み
  • ふきでもの・体臭の変化

など、「皮膚に出ているけれど、原因は中の問題」という状態になります。

🌈皮膚疾患=“出口”のサイン!

皮膚は「内臓の鏡」とも言われます。
どんなにスキンケアをしても良くならないとき、
その原因は“排泄のつまり”=デトックス機能の低下かもしれません。

🍵今日からできる“排泄力UP”のコツ📝

✅ 食物繊維と発酵食品をとる(腸活)
✅ 十分な水分補給(1.5〜2L/日)
✅ 夜はしっかり睡眠をとって肝臓を休める
✅ 軽い運動・入浴・よもぎ蒸しなどで汗をかく
✅ 必要に応じてファスティングや温活も◎

🧑‍⚕️皮膚科×内科×抗加齢医学で読み解く皮膚のサイン

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックでは、
皮膚症状を単なる“外側の問題”ととらえず、
「排泄・内臓・生活習慣」まで広く診る視点をブログ(第二診察室)において大切にしています🌿

📍まとめ|皮膚に出るのは、体が「がんばっている証拠」

皮膚の症状は、体が不調を伝えてくれている“サイン”です🧭
あなたの肌がもし、かゆみ・湿疹・吹き出物で悩んでいるなら、
その原因は“中”にあるかもしれません。

💬気になる方はお気軽にご相談ください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)