🌫️PM2.5やオゾンは“肌の敵”⁉

大気汚染と皮膚炎の意外な関係

こんにちは😊
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
私は環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定「環境管理士」として、環境と健康のつながりにも注目しています🌿

今回は、「空気の汚れ=肌トラブルの原因」というテーマでお話しします❗
とくに都市部にお住まいの方、アトピー性皮膚炎や湿疹がなかなか良くならない方は、ぜひ読んでみてください👀

🚨PM2.5やオゾンとは?

  • PM2.5:微小粒子状物質と呼ばれ、ディーゼル車や工場の煙などから出る超細かいホコリ。肺だけでなく皮膚にも付着します。
  • オゾン(O₃):排気ガスと紫外線の反応で発生する強い酸化物質。いわば「空気中の漂う漂白剤」💥のようなもの。

これらは見えない敵。でも肌には確実に影響を与えています💦

🧴肌への影響は?

① バリア機能の低下

PM2.5やオゾンは肌の角質層を傷つけ、外からの刺激に弱くなります。
特に乾燥肌・敏感肌・アトピー性皮膚炎の方には大きなダメージ😣

② 酸化ストレスの増加

オゾンは活性酸素(ROS)を発生させ、細胞を“酸化”=老化させます。
「肌がピリピリする」「赤みが出る」「かゆみが強くなる」などの変化が出る方も🧪

③ 慢性的な炎症

汚染物質はマクロファージや好酸球を刺激し、慢性的な皮膚炎やアトピーの悪化につながることもあります⚠️

🏙️都市部のアトピー患者が多いのはなぜ?

実際、都市部(とくに首都圏・湾岸地域など)ではアトピー性皮膚炎や慢性湿疹の患者さんが多い傾向にあります。
その背景には…

  • 大気汚染(PM2.5、オゾン、NOxなど)
  • 自然とのふれあいが少ない(皮膚常在菌の多様性減少)
  • ストレスや過密な生活環境

などの環境因子が複雑に関係しています🌁

🛡️肌を守るための5つの対策✨

  1. 外出後は必ず洗顔・シャワー🚿
     → 目に見えない微粒子を洗い流しましょう。
  2. スキンバリアを高める保湿ケア💧
     → セラミド入りの保湿剤がおすすめです。
  3. オゾン濃度の高い時間帯は外出を控える🌇
     → 午後2〜4時頃がピーク。天気予報で「光化学スモッグ注意報」が出た日は特に注意!
  4. マスクや帽子、長袖でのガード🧢😷
     → 肌への直接接触を減らすだけでも効果あり。
  5. 腸活・抗酸化食材で内側から肌を守る🍅🥦
     → ビタミンA・C・E、ポリフェノール、発酵食品がGood!

🧑‍⚕️当院の視点:環境×皮膚=全身の健康

皮膚は「外界と体内の境界線」
大気汚染は、呼吸器や皮膚だけでなく、全身の慢性炎症にもつながる要因です。

当院のブログでは、アレルギー専門医としての知見に加え、環境管理士さらにスキンケアアドバイザーとして「皮膚と環境のつながり」にも注目しながら発信を行っています🌱

📝さいごに

皮膚トラブルはスキンケアだけでなく、環境ストレスにも目を向ける時代になってきました。
「肌が最近なんだか調子が悪いな…」という方は、空気の質や外的刺激にも気をつけてみてください🌤️

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)