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コロナ禍で注目!オルベスコ残りの確認方法と吸入方法

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オルベスコが、どれくらい残っているかの確認方法

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オルベスコは主にぜんそく(喘息 気管支ぜんそく)に使用する吸入器です。

スプレー式(霧状)の吸入器ですが、

■ あと、どの程度残っているか見ただけでは分かりません。

一般的にスプレー式の吸入器は、カウンターといわれる目盛や残りの数が記載されています。

(目盛や数がついていても、字が小さくて見えない患者さんもおられます)

残念ながらオルベスコには残りの目盛はありません。

そこで写真の赤いヒヨコ型の器具があります

1・オルベスコを中から取り出します

2.ヒヨコの穴が開いた頭の中に差し込みます

3.重さの加減でヒヨコが傾きます

4.傾きの程度と地面に接している部分の目安を見れば、残りが大体わかります。

上の写真では満タンに近いと思われ、何ともアバウトな感じではありますが、

■ 患者さんの中には、あとどの程度残っているかが気になると思います。

吸入を間違えたり、吸入をし直ししたりすれば実際の処方の日数より早めに無くなってしまうと思います。

・赤いヒヨコを手に入れるには、薬局に言えばメーカーの方が次回までに用意をしてくれると思います。

(注意)赤いヒヨコはオルベスコ専用で、他の薬剤には使用できません。

オルベスコを使用する時に押しづらくないですか?


オルベスコはぜんそく(喘息)の治療に使用する薬です。

使用方法は吸入をするとき、吸入器を押して霧状の薬を出します。

■ 患者さんの中には押しづらく感じられるかもしれません。

そこで下の写真にある

■ グリップ型の吸入補助器を使用すると、楽に押し込むことができます。

メーカーが無償で提供していますので、必要な場合には薬局に声をかけてください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。