体が温まると顔が赤くなる?赤ら顔(酒さ)について
こんにちは、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
寒い季節や暖かい場所にいるとき、顔が赤くなりやすいと感じたことはありませんか?
これは「赤ら顔」や「酒さ」と呼ばれる症状の可能性があります。
今回は、この症状について詳しくお話しします。
赤ら顔(酒さ)とは?
赤ら顔は、頬や鼻、額などの顔の中心部が赤くなる状態を指します。
特に寒い外から暖かい室内に入ったときや、飲酒、運動、入浴後などに症状が目立つことがあります。
酒さはこの赤ら顔の一種で、慢性的な炎症を伴う皮膚疾患です。
原因
赤ら顔や酒さの原因はさまざまですが、主に以下の要因が関係しています:
- 温度差による血管の拡張
- 敏感肌やアレルギー体質
- 紫外線による皮膚のダメージ
- アルコールやスパイシーな食べ物などの刺激
- ストレスや緊張
酒さの場合、皮膚の慢性的な炎症が背景にあり、体質や遺伝的要因が関与していることもあります。
症状
赤ら顔や酒さの主な症状には次のようなものがあります:
- 顔の中央部(頬、鼻、額)の赤み
- 熱感やほてり
- 毛細血管が目立つ(毛細血管拡張症)
- 症状が繰り返し悪化する
- 酒さの場合、腫れや小さなにきびのようなぶつぶつを伴うことも
対策と予防方法
赤ら顔や酒さを防ぐためには、以下のような対策が有効です:
- 急激な温度変化を避ける(寒暖差の少ない環境を心がける)
- アルコールやスパイシーな食べ物を控える
- 日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守る
- 肌に優しいスキンケア用品を選ぶ
- ストレスを軽減する方法を見つける(適度な運動やリラクゼーション)
治療について
赤ら顔や酒さの治療は、原因や症状の程度に応じて異なります。
軽度の赤ら顔は生活習慣の改善で緩和できることもありますが、以下のような場合は医師に相談してください:
- 症状が悪化しやすい場合
- 痛みや熱感を伴う場合
- 見た目の変化が気になる場合
治療法としては、外用薬や内服薬、レーザー治療などが一般的です。
酒さの場合、皮膚の炎症を抑えるための特別な治療が必要になることがあります。
まとめ
赤ら顔や酒さは、生活の中で管理や治療が可能な症状です。
顔の赤みが気になる場合、まずは生活習慣を見直してみましょう。
それでも改善しない場合は、ぜひ当クリニックにご相談ください。
適切な診断と治療で症状のコントロールをお手伝いします。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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