インフルエンザ流行状況と対策のお願い

皆さまこんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
現在、横浜市ではインフルエンザの流行が続いており、注意が必要な時期となっています。

今回は市内の状況と、インフルエンザを予防するためのポイントについてお伝えします。

横浜市のインフルエンザ流行状況

2024年第52週(12月23日~12月29日)のデータによると、横浜市内のインフルエンザ患者数は増加傾向にあり、流行警報基準を大幅に上回っています。
特に15歳未満の子どもたちが全体の55.5%を占め、小学校での学級閉鎖が多く報告されています。

Warning

迅速診断キットの結果では、検出されたウイルスのほとんどが**A型(99.6%)**で、B型の割合は非常に少ない状況です。

また、市内の入院患者も増加しており、特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方は重症化のリスクが高いとされています。

インフルエンザの予防ポイント

1. 手洗いの徹底

石鹸を使ってしっかり手を洗いましょう。
手洗いは外出後や食事前に欠かさず行うことが大切です。

2. 咳エチケットの実践

咳やくしゃみをする際は、マスクを着用するか、ティッシュや袖口で口元を覆いましょう。
他の人への感染を防ぐ効果があります。

3. 適切な湿度管理

室内の乾燥を防ぐために、加湿器などを活用して湿度を50~60%に保ちましょう。
ウイルスが活性化しにくくなります。

4. 十分な休息と栄養

体力を維持することが感染予防につながります。
バランスの取れた食事適度な運動も取り入れましょう。

症状が出た場合の対応

もしインフルエンザのような症状が出た場合は、無理をせずに早めに医療機関を受診してください。

注意

他の方への感染を防ぐためにも、できるだけ外出を控えるようにしましょう。

最後に

当クリニックでは、皆さまが安心して冬を過ごせるよう、適切な診療とアドバイスを心がけています。
インフルエンザ流行のピークはこれからですが、一人ひとりが対策を実践することで、感染を減らすことができます。

皆さまのご協力をお願いいたします。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)