患者さんによって中止の時期は異なります
季節性が明らかな場合
・過去数年以上の経験で明らかに一定の季節だけの咳
このような場合は、季節が過ぎれば吸入をやめても構いません。
一年中咳があって、季節の時だけか否か分からない場合
2から3か月ごとに症状を判断して、調子が良ければ薬を減らします
・薬は一つずつ減らします
・最後に吸入ステロイドを残します
・さらに吸入ステロイドを減らしていきます
それでも咳が無ければ薬をやめても構いません。
薬をやめるタイミングは開始から1~2年が一般的です。
しかし、また咳が出始めたら再開します。
間違ったよくあるパターン
● 咳ぜんそくで吸入を1週間使ったら良くなったので吸入をやめた
● 毎年春の時期に咳ぜんそくで吸入を一時的に使うが、かぜを引くといつも咳が長引く
● 咳ぜんそくで吸入がするが、なかなか良くならないし苦しい
● 胸がぜーぜーする感じがするが咳ぜんそくと言われた
● むかし咳ぜんそくと言われ、一時的に吸入したが一年中咳が出る
● 苦しいが胸がぜーぜーしないので咳ぜんそくと言われた
このような場合は注意が必要です。
咳ぜんそくか、ぜんそく(気管支ぜんそく)かを診断する際には専門性が必要です。
アレルギーが原因となる咳や息切れの診断や治療は特殊性があります。
呼吸器内科・アレルギー科における特有の検査が必要です
心当たりがあったり、気になる場合は
呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関
へ受診してください。
今まで年間を通して咳が出ていた患者さんが一年を通して調子が良くなります
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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