高野山での宿坊体験 – 心と身体の健康を願って
皆さま、こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの院長、山口裕礼です。
私は多くの患者様を拝見しております。
その中ですぐに症状が良くなる患者さんもいます。
しかし大学病院での治療も含め、できることはすべて行っているがなかなか良くならない患者さんもいます。
そのような場合には、少しでも良くなってほしいと神様にも仏様にも心から願うこともあります。
診断名は一緒でも、一人ひとり顔が違うように生まれや育ち方、性格や生活様式、職業や特性、年収、健康状態、家族関係、人間関係などすべて異なります。
そのために、一人ひとりにあった最も良い治療方法を常に考えています。
そのために、医学書以外に、多くの本を読むように心がけています。
例えば倫理学、中国の古典、宗教学、文学、哲学、心理学など多岐にわたる分野になります。
さらに様々な多くの経験を積むようにしています。
今、目の前の患者さんに対して最も良い治療方法を様々な観点からアプローチして一番良い治療方法を選択するようにしております。
先日、和歌山県の高野山にある光明院という宿坊に泊まり、貴重な体験をしてまいりました。
医師としての活動は限られていますが、このような形で皆さまの健康を願うこともできると感じました。
高野山の歴史と弘法大師・空海
高野山は、平安時代の初期に弘法大師(空海)によって開かれた日本の仏教の聖地です。
空海は、中国で密教を学び、その教えを日本に広めました。
高野山はその中心として、多くの修行者や信者が集まり、祈りと学びの場となっています。
空海が高野山を開山したのは816年で、以来1200年以上にわたり、仏教の聖地として多くの人々に敬われてきました。
高野山には、奥の院や金剛峯寺など、多くの歴史的な建造物や仏教施設があり、訪れる人々に深い感動を与えます。
宿坊での体験
瞑想と朝の勤行
到着した初日には、夕食後に瞑想体験を行いました。
本堂での瞑想は、日常の喧騒を忘れ、心を落ち着ける貴重な時間となりました。
瞑想は、呼吸を整え、心身のリラックスに非常に効果的です。
翌朝は7時から朝の勤行に参加しました。
僧侶の方々が唱えるお経の響きに包まれながら、一日の始まりを迎えることができました。
護摩行での祈り
朝の勤行の後、護摩行にも参加しました。
護摩行では、火の力を借りて心身の浄化を願う儀式が行われます。
私自身も、皆さまの心身の健康を祈願してまいりました。
先ほど申したように、医師としての活動は限られていますが、このような形で皆さまの健康を願うこともできると感じました。
宿坊の魅力と体験プラン
光明院での宿坊体験は、一般的なホテルや旅館とは異なり、修行の一環としての不便さも感じるかもしれません。
しかし、それも宿坊ならではの体験の一部です。
- 瞑想、写経、護摩行の体験
・19:30からの瞑想体験、本堂での瞑想と様々なお話で充実した時間を過ごしました。
・2日目の7:00からは朝のお勤め、8:00からは護摩行が行われました。
- 院内の散策
光明院の敷地内を自由に散策し、高野山の美しい景色や静けさを堪能しました。自然の中で心穏やかなひとときを過ごすことができました。
- 四季折々の自然の音
鳥の声、水の流れる音、風の音色に耳を傾けることで、日常の忙しさを忘れることができました。
- 精進料理
お食事は、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たく提供され、美味しい精進料理を堪能しました。
最後に
この高野山での宿坊体験を通じて、日常生活では得られない貴重な体験と心の癒しを感じることができました。
皆さまの健康を祈るとともに、少しでもこの体験が皆さまのお役に立てれば幸いです。
宗教を越えて、皆さまが幸せで健康な日々を過ごせるように、これからも心から願っております。
学びの場は無限であり、教会、神社仏閣、哲学の勉強、学会、芸術、美術を問わず、私は常に新しい知識と経験を追求してまいります。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
院長 山口裕礼
このブログ記事が皆さまにとって有益であり、心身の健康に繋がるヒントとなれば幸いです。
今後も様々な情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに。