わたしが最近腸活のために食べている「すんき漬け」
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口です。
最近、腸活のために「すんき漬け」を取り入れています。
これは長野県・木曽地方に伝わる郷土料理で、乳酸菌が豊富な発酵食品です。
すんき漬け 〜塩を使わない伝統の味〜
長野県・木曽地方に伝わる郷土料理「すんき漬け」。
この漬物を初めて知る方も多いかもしれません。
すんき漬け
すんき漬けは、赤かぶの葉を塩を一切使わずに乳酸発酵させて作る、非常にユニークな発酵食品です。
一般的な漬物は塩で味を整え、保存性を高めますが、すんき漬けは塩を使わずに自然の力で発酵させるのが特徴です。
塩を使わない理由 〜木曽の知恵〜
木曽地方は、昔から「米は貸しても塩は貸すな」と言われるほど、塩が貴重な地域でした。
海から遠く離れた山間部では、塩は貴重品であり、節約しながら保存食を作る知恵が求められました。
その結果、生まれたのが「すんき漬け」です。
乳酸菌の力を利用し、保存性と風味を兼ね備えた発酵食品として受け継がれています。
すんき漬けの健康効果
近年、すんき漬けは「ヨーグルトに匹敵するほどの乳酸菌を含む」として、健康食品としても注目されています。
特に、すんき漬けにはレンチラクトバチルス キソネンシス(Lentilactobacillus kisonensis)という乳酸菌が含まれており、腸内環境を整えたり、免疫力を向上させたりする効果が期待されています。
また、塩分を含まないため、高血圧の方でも安心して食べられる漬物としても知られています。
すんき漬けの味と食べ方
すんき漬けの特徴は、さっぱりとした酸味です。
通常の漬物とは異なり、塩味がない分、素材本来の風味が際立ちます。
そのまま食べても美味しいですが、おすすめは「すんきそば」。
温かいそばにすんき漬けをのせると、ほのかな酸味が加わり、すっきりとした味わいになります。
また、炒め物や味噌汁に加えることで、料理に独特の風味をプラスできます。
わたしは毎朝、納豆に混ぜ合わせて食べてます
伝統を未来へ
すんき漬けは、木曽地方で今も受け継がれる貴重な食文化のひとつです。
昔ながらの方法で漬けられたすんき漬けを味わうことで、日本の伝統的な発酵食品の奥深さを感じることができます。
健康を意識した食生活を送る方にもおすすめの一品です。
食と健康のつながりを大切にしながら、伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
私自身も、腸内環境を整えるために日々すんき漬けを食べています。
発酵食品の力を活用して、健康的な生活を送るヒントになれば嬉しいです。
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