クリニックだより 内科

イラストでわかる室内でのぜんそく予防ポイント - 内容が多いので開くのに少し時間がかかります

内科

生活環境まで含めてぜんそくの管理・治療が非常に大事です

ぜんそくがなかなか調子が良くない場合

薬を増やす前に・・・!

● 生活環境を改善するだけで調子が良くなる場合が多くあります

ぜんそくの環境整備は

● ぜんそく予防・管理ガイドライン(日本アレルギー学会)

● 環境保全機構の冊子

● 各薬剤メーカーの冊子

など、様々あります。

基本は下記のガイドラインの内容です。

しかし、

● ペットをすでに飼育している場合はどうするか?

● 最近多くなっている昆虫類(ガ、ゴキブリ)の記載はない

● 現実的には難しい場合が多くある

● 最新家電(ロボット掃除機など)も考慮しても良いのではないだろうか

と思い、オリジナルで作ってみました。

台所

● シンクの下などゴキブリやガの幼虫がいる可能性があります

掃除機

● 流行のサイクロン式はごみを捨てるときに埃が舞います

● 古典的な紙パック式が捨てるとき清潔です

● ロボット掃除機は、すみずみきれいにしてくれます(ゴミを捨てるときの埃は注意が必要です)

ソファ

● 布製は埃が出ます(子供がジャンプをするでしょう)

● 合成皮など水でふけて埃が出ないものがよいです

ペット

基本は毛の生えたペットを飼わない事ですが・・・

すでにいる場合は

● 寝室に入れることは良くないです

● 特にベッドに上がる場合はペットの毛やフケを吸いながら寝ているようなものです

● 寝室に入れないようにしましょう

クローゼット・押入れ

● ガの幼虫やダニがいる可能性があります

寝具

● アレルギー対策や防ダニ加工している布団やカバーがお勧めです

● 枕の中身はダニや虫の温床となる場合があるのでポリエステルなどの素材がお勧めです

冷暖房機

● シーズン前の掃除が重要です

● 全自動の掃除機能付きは楽でしょう


カーテン

● ブラインドは掃除が大変です

● カーテンは埃が付きやすい(ある意味、外からのほこりをブロックしている)

● こまめな掃除が必要です

鉢植え

● 外に置いておくのがベターです

洗濯物

● 花粉や黄砂のときは屋外では干さないようにします

● 室内に干すとカビの原因となるため、乾燥機があるとよいです

● 洗面所や浴室はカビが生えやすいので気を付けます

● フローリングが一番良いです

● 絨毯やラグは使用しません

照明

● 傘の上に埃が付きますのでシーリングライトがよいです

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