クリニックだより 皮膚科

水虫の予防について

皮膚科

水虫の予防について

今回は、水虫(足白癬)についてお話しします。

特に、予防についてのポイントをいくつかご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

水虫とは?

水虫は、皮膚の真菌(カビ)によって引き起こされる感染症で、特に足の指の間や足裏に発生しやすいです。

湿気の多い環境や長時間の靴の着用によって、感染リスクが高まります。

痒みや皮膚の剥がれなどの症状が特徴的ですが、適切な予防とケアをすることで、感染を防ぐことが可能です。

予防のポイント

  • 足を清潔に保つ
    毎日足を洗い、特に指の間までしっかりと洗浄しましょう。洗った後は、よく乾かすことが重要です。湿ったままの状態は、水虫の原因となるカビが繁殖しやすい環境を作り出します。
  • 靴と靴下の管理
    通気性の良い靴を選び、できれば毎日違う靴を履くようにして靴の内部を乾燥させる時間を設けましょう。また、吸湿性の高い綿やウールの靴下を選び、こまめに交換することも効果的です。
  • 公共の場所での注意
    スポーツジムやプール、更衣室など、他の人が素足で歩く場所では、スリッパやサンダルを履くようにしましょう。これにより、他の人からの感染リスクを減らすことができます。
  • 足を乾燥させる
    足を湿らせたままにしないように注意しましょう。特に運動後やシャワー後は、しっかりと乾かすことが大切です。ドライヤーを使っても構いません。
  • 定期的なチェック
    自分の足の状態を定期的にチェックし、異常があれば早めに対応しましょう。初期段階での発見は、治療の効果を高めることにつながります。

水虫になってしまったら

もし水虫に感染してしまった場合は、早めの治療が重要です。

市販の抗真菌薬で対応することも可能ですが、症状が改善しない場合や重症化した場合は、速やかに皮膚科を受診してください。

皆様が健康で快適な生活を送れるよう、日々のケアを大切にしましょう。ご質問やご相談がある方は、どうぞお気軽にクリニックまでご連絡ください。


投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。