吸入器を使用して咳を止めます
コロナに感染して咳にお困りな方は多くいらしましす。
・時間がかかり自然に良くなる
・徐々に悪化あり苦しくなる
・いったん落ち着くが、数週間、数か月たって再び咳が出る
咳が再び出てきた患者さんは、急激に寒くなったタイミングになります
コロナ感染によって、傷ついた空気の通り道(気管支)が冷気によって刺激されています。
例えば、
・笑った後に咳が出る
・朝寒い部屋で咳が出る
・電車やバスで咳が出る
・風呂上がりに咳が出る
このような場合は空気の通り道の傷(炎症)を静めなければなりません。
薬は慢性気管支炎や気管支喘息で用いるような吸入器を使用します。
市販薬お咳止めや去痰剤だけでは。一時的に表面上は咳を止めます。
しかし咳止めをやめると再び咳がでて、さらに咳は悪化します。
いよいよひどくなると、
・胸が痛くなる咳
・夜も寝れない咳
・咳が出ると止まらず嗚咽
このような症状になると吸入薬だけでは止まりません。
場合によってはステロイドの内服や点滴が必要になることもあります。
急に寒くなってから出てきた、ぶり返したコロナ後の咳を止める医療機関は、
慢性気管支炎や喘息をみられている呼吸器を診られている医療機関に受診してみてください。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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