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喉のつまり感に悩む方へ:症状の根本にアプローチするために

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喉のつまり感に悩む方へ:症状の根本にアプローチするために

こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。

喉に何か詰まったような違和感や飲み込みにくさを感じることはありませんか?

この「喉のつまり感」は、一時的なものから慢性的な症状までさまざまな形で現れることがあります。

このような症状はストレスや胃酸の逆流、あるいは炎症が原因となることがありますが、原因が明確でない場合、症状が長引いてしまうことも少なくありません。

そのような時、私たちは体全体の視点から原因を探ることをおすすめしています。

喉のつまり感を繰り返す背景には何があるのか?

喉のつまり感が続く場合、以下のような原因が考えられます:

  • 胃酸の逆流(逆流性食道炎)
    胃酸が食道や喉に逆流することで、炎症や違和感が生じることがあります。
  • 喉の過敏性
    ストレスや緊張が喉の筋肉を緊張させ、違和感を引き起こすことがあります。
  • 血流の滞り
    東洋医学的には、血の巡りが悪いと喉周辺の筋肉や組織に影響を与え、症状が慢性化しやすくなると考えられます。

東洋医学の視点で「血の巡り」を整える

喉のつまり感の根本的な改善には、血流を整え、喉や全身の緊張を和らげることが重要です。

以下の方法を取り入れてみてください:

  • 温活(体を温める習慣)
    温かい飲み物やお風呂で体を温めることは、血流を良くして喉の緊張を和らげる効果があります。
  • 食事の見直し
    胃酸逆流が原因の場合、脂っこい食べ物や刺激の強い食品を控え、消化の良い食事を心がけましょう。
  • 軽い運動
    リラックスを目的とした軽いストレッチや深呼吸が、喉周辺の緊張を解消する助けになります。
  • ツボ押しやマッサージ
    「天突(てんとつ)」や「合谷(ごうこく)」などのツボを優しく押すことで、喉の緊張や違和感を和らげる効果が期待されます。

日々のセルフケアで症状改善を目指しましょう

喉のつまり感は、心理的なストレスや体調の変化によっても悪化することがあります。

一時的な治療だけでなく、日々の生活習慣を整えることが大切です。

当院では、喉の症状に対して患者さん個々の状態に合った治療法を提案しています。

症状でお困りの際は、ぜひご相談ください。一緒に解決策を見つけていきましょう。

やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 山口裕礼

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。