食物アレルギーとは何か?
食物アレルギーは、特定の食品成分(アレルゲン)に対する免疫系の過剰反応によって引き起こされる一連の反応です。
体がこのアレルゲンを誤って害があるものと認識し、その結果、皮膚、呼吸器、消化器などのさまざまな症状を引き起こします。
症状の種類
食物アレルギーの症状は多岐にわたり、軽度から生命を脅かすものまでさまざまです。
主な症状には、皮膚症状、粘膜症状、呼吸器症状、消化器症状があります。
重度の反応であるアナフィラキシーは、緊急治療が必要です。
診断方法
食物アレルギーの診断は、詳細な問診、血液検査、場合によっては食物負荷試験によって行われます。
当院では、15歳以上の患者様を対象に、採血によるアレルゲン検査を提供しています。
これにより、血液中の特異的IgE抗体の存在を調べ、アレルギーの原因となる食品を特定することができます。
治療と予防
食物アレルギーの主な治療法は、原因となる食品を食事から完全に排除することです。
また、アナフィラキシーの緊急時に備えて、エピペン(アドレナリン自動注射器)を常に携帯することが推奨されます。
まとめ
食物アレルギーは、生活の質を大きく低下させる可能性がありますが、正確な診断と適切な管理によって、多くの患者様は日常生活を楽しむことができます。
当院では、最新の知見を基に、患者様一人ひとりに合わせたアドバイスを提供しております。
食物アレルギーに関するご質問やご相談がある場合は、お気軽に当院までお問い合わせください。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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