うがいの仕方が大切です
本日も、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックをご利用いただきありがとうございます。
ぜんそくの治療は主に、
● フルティフォームなどの吸入ステロイド
を使用します。
この薬を使っていると
● 声がかれる
● 口内炎ができやすくなった
● 舌が荒れる
● 喉が変な感じする
というような副作用が出ることがあります。
多くの場合はうがいの仕方を気を付けることによって改善することが出来ます。
口をゆすぐ程度のうがいでは喉の奥に届きません。
下のイラストのように
● 上を向いてガラガラうがいをする
と奥の方の残った薬が洗い流せて、声がれもよくなります。
● 吸入を食事前にする
そうすると、声枯れの原因となる口に残った余分な薬が食事と共になくなります。
イラストは「明治うがい薬」の内容ですのでうがい液と書かれていますが水で構いません。
それでも声枯れが治らなければ・・
● 吸入の使用方法を担当の先生や薬剤師さんに確認をしてもらいます。
吸入するタイミングが遅かったりすると口の中に薬が残ります。
そうすると声枯れが出やすくなる。
それでも声枯れが治らなければ・・
担当の先生にご相談して、
● 1回の吸入回数を減らす
● 他の吸入薬に変更する
● 体調をみつつ吸入を一度中止する
このような方法があります。
様々な工夫する場合は、ぜんそくの調子をみて、
● 薬の力強さを減らす
● 薬の力強さは同等で使用する
どちらかを考えます。
アレルギーが原因となる咳や息切れで使用する吸入薬の処方は特殊性があります。
呼吸器内科・アレルギー科における特有のさじ加減が必要です。
工夫しても良くならなかったり、気になる場合は
呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関
へ受診してください。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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