クリニックだより 内科

アスピリンぜんそくカード - 解熱鎮痛剤 苦しい アスピリン喘息 

内科

アスピリンぜんそく(喘息)

ぜんそく(喘息)と診断されている場合、

● 解熱鎮痛剤の使用により呼吸困難をきたす患者さん

が一定の割合おられます。

● 解熱鎮痛剤で発作を起こす患者さんをアスピリン喘息といいます

● アスピリン喘息の患者さんは重症の場合が多いです

● 解熱鎮痛剤を使用してはいけませんが、整形外科や歯医者さんなどが痛み止めを処方する危険性もあります

そのため、

● アスピリンぜんそくカードを携帯していることが重要となってきます。

独立行政法人国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 

が紹介しているア薬剤アレルギーカード(患者カード)を参考に当クリニックでも早めに作成予定です。

独立行政法人国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 
が紹介している薬剤アレルギーカード(患者カード)


アスピリンぜんそくが疑われる患者さんは下記の特徴があります。

1) 成人(思春期以降)発症喘息
  10%

2) 中等症以上の喘息
  10%

3) 1)+2)+アトピー素因が強くない
  30%

4) 嗅覚低下
  60%以上

5) 副鼻腔炎の手術既往
  60%以上

6) NSAIDs誘発歴(解熱鎮痛剤で発作を起こしたことがある)
  80%以上

7) ミント、歯磨き、カレーで咳や発作
  90%以上

(独)国立病院機構相模原病院 臨床研究センター長の谷口正実先生の論文より引用しています。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。