クリニックだより 内科

COPD ってどんな病気?

内科


COPD は「Chronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)」という病気のことです

Chronic(慢性) は、完全には治らないこと

Obstructive(閉塞性)は部分的に塞がれていること

Pulmonary (肺)は呼吸をする肺のこと

Disease(疾患)は病気のこと を意味します

COPD はよく見られる肺の病気で、空気の通り道が塞がれ、呼吸をするのが困難になります。

COPD は、タバコ喫煙や、ガスまたは粉塵の多いところで生活することが原因で起こります。

COPD の主な症状は、咳、痰、息切れです。

40 歳以上で、これらの症状がある場合にはかかりつけ医を受診して COPD について相談してください。

● 多くの人々が COPD にかかっているのに、気づいていません。

症状があらわれても、歳をとったせいだと思って放っておく人たちがいます。

しかし COPD は生命を脅かす病気であり、治療をしないとどんどん悪化してしまいます。

● スパイロ検査という簡単な呼吸機能検査で COPD は診断できます

検査は短時間で、痛みなしに行え、内科の診療所などで受けることができます。

● COPD は治療可能です!

■ 完全治癒が可能な病気ではありません

が、医師はあなたの症状が改善し、肺の障害が進みにくくなるよう治療を行います。

早期に診断されるほど、効果的な治療が行えます。

● COPD は予防可能です!

もしあなたが喫煙者なら、COPD を予防し、進行を防ぐ最善の方法は禁煙です。

● 禁煙を始めるのに遅すぎることはありません