ウェビナー報告:重症喘息治療の現実とBIO導入の障壁を越えるために
皆さま、こんにちは。やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
2024年9月12日に行われたウェビナー「重症喘息治療の現実とBIO導入の障壁を越えるために」は、多くの医療従事者の方々にご参加いただき、無事に開催されました。
本日はそのご報告をさせていただきます。
まず、私からの基調講演「ザ・ノンフィクション:重症喘息治療の現実と希望の光」では、私が日々診療を通じて感じている重症喘息の課題と、最新の治療法が患者に与える希望についてお話ししました。
治療が進化する一方で、患者さんとの信頼関係の重要性や、個々の症状に応じたきめ細やかな治療の必要性を強調しました。
続いて、東北大学の玉田勉先生による特別講演が行われました。
テーマは「好酸球性重症喘息患者心理を考慮したバイオ製剤の導入〜ウィンザー効果・現在バイアス・Jカーブ現象〜」でした。
玉田先生はその深い知識と洞察をふんだんに盛り込みながら、非常に実践的な内容で講演を進めてくださいました。
玉田先生らしい独自の視点が散りばめられ、バイオ製剤の導入に関する新たな視点を与える講演でした。
特に、喘息患者の心理を理解しながら治療を進めることの重要性を強調され、ウィンザー効果や現在バイアス、Jカーブ現象といった心理学的な側面が、いかに臨床に影響を与えるかについても具体的にお話しくださいました。
最後のディスカッションでは、参加者の皆様からも多くのご質問をいただき、講師陣と一緒に活発な議論が繰り広げられました。
参加された医療従事者の皆様にとっても、非常に学びの多い機会となったのではないかと感じています。
また、今回のウェビナーを主催してくださったグラクソ・スミスクライン株式会社に心より感謝申し上げます。
グラクソ・スミスクラインのご協力により、最新のバイオ製剤治療に関する知見を共有し、多くの医療従事者が学ぶ貴重な機会を提供することができました。
引き続き、患者さんの治療の向上に貢献できるよう努めてまいります。
さらに、当院の薬剤師であり、今回のウェビナー準備から当日のカメラマンまで担当してくれた佐々木薬剤師にも、心からの感謝を申し上げます。
彼の細やかな準備と映像へのこだわりのおかげで、参加者の皆様に高品質な映像と音声をお届けすることができました。
彼のサポートなしでは、この成功は実現しなかったと思います。
今後も、当クリニックではこうした最新の知見を共有し、患者さんのためになる情報を提供していきたいと考えています。
最後になりますが、ご参加いただいた皆様、そして素晴らしい講演をしてくださった玉田先生、そしてサポートしてくださったグラクソ・スミスクライン株式会社に心から感謝申し上げます。
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
山口裕礼
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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