光化学オキシダント(光化学スモッグ)注意報が出ていました
8月1日ごろから咳が止まらない患者さんがおります。
・のどが痛くなって咳がでてきた
・のどは良くなったがその後咳が止まらない
・夕方から夜間にかけて咳が悪くなる
・夜は咳で寝れない、起きてします
・もともと喘息は調子よかったが8月1日から悪化した
・鼻水と痰が出て咳が悪化した
このようなパターンが多いです。
一般内科や耳鼻科で風邪薬や抗生剤の処方ありますが、咳は止まりません。
熱はないか、あっても一日のみですぐに下がります。
8月1日に光化学スモッグが発生しました
光化学スモッグは晴れて気温が高く、風が弱い時に発生しやすく、天気予報などで注意を呼びかけています。
● 光化学スモッグは人体に悪影響を与える大気汚染です
● 主に、目と空気が通る呼吸器に悪さをします
特に
■ ぜんそく
■ アレルギー性結膜炎
などがある場合は症状が悪くなる可能性があります。
光化学スモッグは揮発性の低分子であるので、
● マスクでも予防はできません
● 屋外に出ないという予防法しかありません
光化学スモッグで、咳が出やすい人
・もともとアレルギー体質がある
・犬や猫など毛の生えたペットをかっている
・小児ぜんそくがあった
・血縁関係ある家族がぜんそく
・今年の花粉症はひどかった
・タバコを吸っている
・もともと風邪をひくと咳が長引きやすい
・以前に咳ぜんそく、喘息と言われた
・副鼻腔炎、蓄膿があった
・せきで吸入を使用した経験がある
様々な原因が重なり、
● アレルギーの咳を発症させます
アレルギーによる咳や息切れの原因をみつける検査や診断、治療は特殊性があります。
気になる場合は
呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関
へ受診してください。
8月1日から咳や苦しさが悪化したらアレルギーの症状が疑われます
いつも、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックをご利用いただきありがとうございます。
WWF ジャパン支援と自然環境
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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