吸入ステロイド薬の副作用について

吸入ステロイドは安全性が高いです

吸入ステロイドが必要なのに、

ステロイドと聞いただけで拒否をされた患者さんもいます

また喘息で通院されていた患者さんが

● 妊娠を契機に吸入ステロイドをやめて咳が悪くなったこともあります

吸入ステロイド薬のポイントは

● 全身性の副作用は、他剤型のステロイド薬とは比較にならないほど少ない

● 吸入後は必ずうがいをする

● 妊娠・出産に及ぼす影響に対しても安全性が高い

それでも

● 口腔・咽頭カンジダ症、嗄声など

の局所の副作用に加えて、

● 眼への影響(白内障、緑内障)

● 皮膚への影響

● 骨への影響(骨粗鬆症)

などが挙げられます。

したがって、吸入後は必ずうがいをします。

それにより、

口腔・咽頭症状を軽減させ、全身への吸収を可能な限り少なくします

妊娠・出産に及ぼす影響として

吸入ステロイド薬は、

● 胎児に対しても母体に対しても安全性が高いです

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)