クリニックだより 内科

吸入ステロイド薬の副作用について

内科

吸入ステロイドは安全性が高いです

吸入ステロイドが必要なのに、

ステロイドと聞いただけで拒否をされた患者さんもいます

また喘息で通院されていた患者さんが

● 妊娠を契機に吸入ステロイドをやめて咳が悪くなったこともあります

吸入ステロイド薬のポイントは

● 全身性の副作用は、他剤型のステロイド薬とは比較にならないほど少ない

● 吸入後は必ずうがいをする

● 妊娠・出産に及ぼす影響に対しても安全性が高い

それでも

● 口腔・咽頭カンジダ症、嗄声など

の局所の副作用に加えて、

● 眼への影響(白内障、緑内障)

● 皮膚への影響

● 骨への影響(骨粗鬆症)

などが挙げられます。

したがって、吸入後は必ずうがいをします。

それにより、

口腔・咽頭症状を軽減させ、全身への吸収を可能な限り少なくします

妊娠・出産に及ぼす影響として

吸入ステロイド薬は、

● 胎児に対しても母体に対しても安全性が高いです

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。