❗ ホルモンと神経伝達物質の違いとは? その影響と対策
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(参考文献:『いつでも調子がいいカラダになる! ホルモンをととのえる本』ダヴィニア・テイラー (著), 松丸さとみ (翻訳), 松村圭子 (監修))
こんにちは😊 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックの山口裕礼です。
最近、
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「集中力が続かない」
「気分の浮き沈みが激しい」
「なんとなく不安になる」
と感じることはありませんか?
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その原因、実は ホルモンと神経伝達物質のバランスの乱れ によるものかもしれません。
今回は、ホルモンと神経伝達物質の違い について解説し、それぞれがどのように心や体に影響を与えるのか、そして バランスを整えるための対策 についてお伝えします✨
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💡 ホルモンと神経伝達物質はどう違うのか?
「ホルモン」も「神経伝達物質」も、体内で情報を伝達する重要な役割を持っていますが、
✅ 影響の範囲
✅ 移動の方法
✅ 作用する速さ
が大きく異なります。
🔹 影響の範囲が異なる
ホルモンは 体全体に影響を与える のに対し、神経伝達物質は 脳内や特定の神経経路で働く という違いがあります。
📌 神経伝達物質 → 思考、感情、自律神経反応をコントロール
📌 ホルモン → 体全体に作用し、気分、成長、発達、生殖に関与
例えば、セロトニン や ドーパミン は神経伝達物質として気分に影響を与えますが、ホルモンとしても働くことがあり、腸内で分泌されることもあります。
🔹 移動の方法が異なる
ホルモンと神経伝達物質は、情報を伝達する方法が違います。
📌 ホルモン → 血流に乗って全身に運ばれる
📌 神経伝達物質 → シナプス(神経細胞間の接合部)を通じて直接伝達される
例えば、ストレスホルモン 「コルチゾール」 は、副腎から分泌されて血流に乗り、全身に影響を与えます。
一方、ドーパミン や セロトニン は神経伝達物質として、特定の神経経路を通じて瞬時に作用します。
この違いが、ホルモンの影響が長く続く のに対し、神経伝達物質の影響が比較的短時間で終わる 理由の一つです。
🔹 作用する速さが異なる
📌 神経伝達物質は即時反応 → たとえば SNSの「いいね!」をもらった瞬間にドーパミンが分泌される ように、刺激を受けて瞬時に作用する のが特徴です。
📌 ホルモンはゆっくり作用 → 影響が数秒~数日続くこともあり、じわじわと体全体に影響を与える のが特徴です。
たとえば ストレスを感じた時のコルチゾール は、神経伝達物質と異なり、分泌後もしばらく影響を与え続けます。
🔍 ホルモンと神経伝達物質のバランスを整える方法
「ホルモンや神経伝達物質の乱れが不調を引き起こすなら、どうすればバランスを整えられるの?」
という疑問にお答えします。
✅ 1. 食事で整える – 腸内環境がカギ!
腸は「第2の脳」とも呼ばれ、セロトニンの90%が腸で作られている ことが分かっています。
📌 腸内環境を整えるために意識すべき食材
✅ 発酵食品(納豆、ヨーグルト、キムチ) → 善玉菌を増やす
✅ オメガ3脂肪酸(青魚、ナッツ) → 脳の炎症を抑える
✅ 食物繊維(玄米、野菜、海藻) → 腸内細菌のエサになる
➡ 腸を整えることが、メンタルの安定にもつながります!
✅ 2. 睡眠の質を向上させる – メラトニンを味方に!
📌 質の良い睡眠をとるために
✅ 寝る1時間前にスマホを見ない → ブルーライトはメラトニンの分泌を妨げる
✅ 寝る前にストレッチや深呼吸をする → 副交感神経を優位にする
✅ カフェインは夕方以降控える → 眠りの質を低下させる
➡ 「夜しっかり眠ること」が、ホルモンバランスを整える最大のポイント!
✅ 3. 適度な運動 – セロトニン&ドーパミンを活性化!
📌 おすすめの運動
✅ 朝の軽い散歩 → 太陽光を浴びることでセロトニン分泌が促進
✅ 軽いストレッチやヨガ → 副交感神経を活性化し、ストレスを軽減
✅ 筋トレや有酸素運動 → ドーパミンが分泌され、幸福感UP
➡ 「気分が落ち込んだら、まず体を動かす」ことが大切!
🎯 まとめ:ホルモンと神経伝達物質を理解して、心身のバランスを整えよう!
✅ ホルモンは全身に作用し、神経伝達物質は特定の神経経路で働く!
✅ バランスが崩れると、不安やうつ、集中力の低下などにつながる!
✅ 食事・睡眠・運動を意識して、ホルモンと神経伝達物質を整えよう!
今日からできることを1つずつ試して、心も体も健やかに過ごしましょう😊
🏥 やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック
- 山口裕礼
- 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本喘息学会認定喘息専門医
日本内科学会認定内科医
日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー
日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士
日本温活協会認定温活士
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ
ローズソムリエ®(バラ資格)
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投稿者プロフィール
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