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ぜんそくカード

内科

ぜんそくカード ―やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック

ぜんそくの患者さん向けに「ぜんそくカード」を作成しました。

「ぜんそくカード」を作る目的は、一般的に下記の理由のためです。

■ ぜんそくで亡くなる患者さんをゼロを目標にする。


■ 重篤な発作を起こす可能性がある患者さんを対象とする。
 (ぜんそくの患者さんは軽症でも発作を起こす可能性はあります)

■ 患者さんの情報を共有することで病院と病院、病院とクリニックとの間での連携を円滑に行う。

一般的な 「ぜんそくカード」をお見せします(岐阜県医師会より)

重要なところは

■ ぜんそく患者さんの症状が悪化した時に行うべき治療法があらかじめ記載されていることです。

その他は、
■ 薬の内容
■ ぜんそくの重症度
■ 緊急連絡先などの個人情報

などです。

当クリニックで「ぜんそく」の患者さんを拝見していると、まずは下記の点を注意しなければならないと思われました。

・どのような病気か理解をできていないと、症状が良くなったら通院を中断してしまう可能性があります。

・症状が良くなったら薬をやめてしまうかもしれません。

・発作時のお薬(サルタノール、メプチン)を持っていても、使い方が分からないかもしれません。

・意識をしないと上手に吸入をすることができません。

そのため当クリニックの「ぜんそくカード」は下記を考えています。

■ 定期的に通院が必要です
■ 毎日使用する薬を忘れないこと
■ 発作時の適切な薬の使い方を知っている
■ 上手に吸入できる
■ その他(      )
■ ぜんそく以外の病気(            )

まずは上記内容をご理解いただきます。

さらに一番大事ですが、わかりづらい

「症状が悪化した時に行うべき治療法」

に関しては下記出典を参考に図で表現しました。

ぜんそくカード おもて面:やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック

ぜんそくカード うら面:やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック

出典の文字を大きくしました

まず、このVer.1「ぜんそくカード」を運用し、患者さんの理解などが進んだら、

Ver.2、 Ver.3と患者さんの理解の成長に合わせ、「ぜんそくカード」もバージョンアップを考えております。

最終的な Ver.3に近いカード

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。