🧈マーガリンはなぜ日本で禁止されていないの?海外では規制されているのに…💡

~あなたのからだ、守るのは「あなた自身」です~

こんにちは🌿
やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック 院長 山口裕礼です。

今回は「朝のパンに塗るマーガリン」🧈について。
一部の患者さんから「えっ?海外ではマーガリン禁止されてるんですか?」という驚きの声もいただきます。

はい、実は――
アメリカ、カナダ、タイ、台湾などではマーガリンの主成分である“トランス脂肪酸”が禁止されているんです😳💥

でも、日本では…禁止されていません。

「なんで?」「安全なの?」
その疑問に、専門的に、でもやさしく答えていきます🩺✨

🌍世界では“規制強化”が進んでいます

以下のように、各国は明確な対応を取っています👇

国・地域規制内容
🇺🇸 アメリカ食品への使用を全面禁止(2018年以降)
🇨🇦 カナダ食品中のトランス脂肪酸を禁止
🇪🇺 EU各国上限値を設定(2g/100g脂質など)
🇰🇷 韓国・🇭🇰 香港含有量の表示を義務化

これらの背景には、トランス脂肪酸が心臓病・炎症・アレルギーなどに関係するとする、多数の疫学研究とWHOの提言があります。

🇯🇵ではなぜ禁止されていないの?

理由は主に3つあります:

① 日本人は「少なめに摂っている」とされているから

厚労省の根拠としては、

🔍 日本人の平均摂取量は0.3%(エネルギー比)でWHO基準(1%未満)より低い。

これは2006年の調査ですが、それ以降も「少ないから問題なし」とのスタンスです。

② 健康政策の“優先順位”が違うから

日本では「塩分」「飽和脂肪酸」への対策の方が先行され、
トランス脂肪酸は後回しにされている印象です。

③ 自主規制で対応しているとされているから

一部のメーカーは“トランス脂肪酸ゼロ”のマーガリンも出していますが…
⚠️ 表示義務はないため、消費者は成分を正確に把握しづらいのが現状です。

🧠でも本当に「安心」なの?

統計は平均、でも…あなたは「平均の人」?

日本では「平均摂取量が少ないから大丈夫」という理屈ですが…

☑️ パン+マーガリンが毎日の朝食🍞🧈
☑️ お菓子、揚げ物、加工食品をよく食べる🍟🍰
☑️ 外食が多く、成分表示を見ない🍛🍜

↑こういった方は、知らず知らずのうちに高摂取者になっている可能性があります😰

そして…
✅ トランス脂肪酸は「少量でも炎症を起こす」ことが科学的にわかってきています。
✅ 喘息・アレルギー・心疾患・血管障害・不妊…様々な病態への影響が報告されています。

🛡️だからこそ、「からだ整えラボ」ではこう考えます

私たちが信じているのは👇

🌱 “国が禁止していないから大丈夫”ではなく、
“自分のからだは自分で守る”視点こそが、健康への第一歩。

このブログを読んでくださっているあなたは、
すでにその第一歩を踏み出しています🌈✨

✅今すぐできる対策

🔹 マーガリンは“できれば避ける”か、“表示を確認して選ぶ”🧂
🔹 朝食はオリーブオイル🫒やアボカド🥑などの自然な脂に切り替える
🔹 パンの代わりに発酵玄米や雑穀米で整える🍚
🔹 加工食品の摂取頻度を減らし、“シンプルな食材”を味方に✨

📌まとめ:日本が禁止していないからといって「安心」とは限りません

たとえ法律が追いついていなくても、
あなたの健康は、あなたの選択で守ることができます。

🧠 情報を得て、
🍽 食生活を整え、
🌿 からだと心を整える。

ここ「からだ整えラボ」では、そんなあなたの「選択」を全力でサポートします。


💬ご不安な方は診察時にご相談ください。
「健康って、自分で作るものだったんだ」――
そんな実感を、ぜひご一緒に✨

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
からだ整えラボ 主宰
資格:
<医学・医療>医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート
<予防医学・代替医療・環境>
環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本フェムテックマイスター協会公認フェムテックマイスター®上級、公認妊活マイスター®Basic、日本スキンケア協会認定スキンケアアドバイザー、メンタル士心理カウンセラー、アーユルヴェーダアドバイザー
<文化・生活>
日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)