夜間から明け方にかけて咳が止まらない
空気の通り道(気道)の状態は一日の生活リズムで変化しています。
夜間から明け方にかけて咳が止まらない場合は
ぜんそく
が病気の一つとして考えられます。
中には新型コロナウイルスにかかってから同様な症状になる人もいます
ぜんそく患者さんでは、
● 就寝時から明け方にかけて
● 空気の通り道が狭くなり
● 咳や痰、息切れが出やすくなります
適切な治療にて夜間から明け方の咳を抑えることが重要です。
夜や朝の咳が気になる場合はクリニックに受診をしてください。
11月下旬や12月から咳が止まらない患者さんが増えております。
耳鼻科や一般内科で咳止めをもらいますが咳は止まらず患者さんが受診されます。
毎年繰り返す例年の傾向です。
急に寒くなったり、感想や暖房、風邪などの影響かもしれません。
この時期の咳の患者さんのパターン
・のどが痛くなって咳がでてきた
・のどは良くなったがその後咳が止まらない
・夕方から夜間にかけて咳が悪くなる
・朝方に咳で起きてしまう
・熱は下がったが咳が悪化した
・夜は咳で寝れない、起きてしまう
・もともと喘息は調子よかったが12月から悪化した
・鼻水、くしゃみ、鼻づまりが出てその後に咳や息切れが悪化した
このようなパターンが多いです。
なかには、
2週間以上、夜の咳が苦しくて横に寝れない
このような患者さんも一人や二人ではありません。
一般内科や耳鼻科で風邪薬や抗生剤の処方ありますが、咳は止まりません。
熱はないか、あっても一日のみですぐに下がります。
咳が止まらなくなった原因
・昼は暖いが夜間明け方に冷え込む
・のど風邪が多くなってきました
・一気に寒くなってきました
・暖房つけたら、かび臭く、ほこりもあった
このような場合に
● アレルギーの咳
が悪化します。
12月に咳や息切れが出やすい人
・もともとアレルギー体質がある
・犬や猫など毛の生えたペットをかっている
・小児ぜんそくがあった
・血縁関係ある家族がぜんそく
・毎年秋に咳が出やすい
・タバコを吸っている
・もともと風邪をひくと咳が長引きやすい
・以前に咳ぜんそく、喘息と言われた
・副鼻腔炎、蓄膿があった
・せきで吸入を使用した経験がある
様々な原因が重なり、
● アレルギーの咳を発症させます
アレルギーによる咳や息切れの原因をみつける検査や診断、治療は特殊性があります。
気になる場合は
呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関
へ受診してください。
夜と朝の咳や苦しさが悪化したらアレルギーの症状が疑われます
本日も、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックをご利用いただきありがとうございます
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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