喘息治療の革新:正しい吸入技術への道のり
こんにちは!本日は、最近行われた画期的なイベントについてお話したいと思います。
それは「吸入指導における日本全国講演会」の初開催です!
このイベントは、喘息治療の現場で直面している重要な問題、つまり吸入薬の正しい使用方法についての認識と理解を深めるために、ノバルティスファーマが主催し、北海道から沖縄までの各地で開催されました。
喘息治療の基盤:吸入薬の役割
喘息治療において、最も重要なのは吸入薬による治療です。
これは、薬が直接気道に届くため、効果が高く、副作用も比較的少ないためです。
しかし、問題は吸入器の種類が多岐にわたり、その形状や使用方法が異なることです。
その結果、正しい使用方法を患者さん自身が理解し、実践することが難しくなっています。
正しい吸入方法の普及が求められる背景
驚くことに、吸入薬を正しく使用できている患者は全体の約5割に過ぎません。
もっと少ないとの報告もいくらでもあります。
吸入方法が不適切だと、必要な薬剤が適切に肺に届かず、喘息のコントロールが不十分になる可能性が高くなります。
医療機関や薬局での吸入薬の使用指導は、意外と少ないのが現状です。
このような背景から、吸入療法の適切な指導と普及のための講演会の開催は急務となっています。
当院代表、佐々木薬剤師の熱のこもった講演
今回、当院からは吸入指導のスペシャリストであり、エースとも称される佐々木薬剤師が講演に登壇しました。
佐々木薬剤師は、吸入薬の種類や使用方法の違い、そして患者さん自身が直面する可能性のある困難や誤解について、具体的な事例を交えながら分かりやすく実演し説明しました。
吸入療法の未来:更なる教育と情報提供の必要性
この講演会が、医療従事者や患者さんたちの間で吸入薬に関する正しい理解が広がるきっかけとなることを心から願っています。
また、吸入指導を積極的に行っているメーカーやそれを行っていないメーカー、患者さんにとっては分からない情報です。
この問題への対策として、さらなる教育と情報提供の強化が必要です。
今後もこのような講演会が増え、各地での情報交換や啓発活動が活発に行われることで、より多くの患者さんが適切な吸入療法を受けられるよう、当院としても全力でサポートして参ります。
皆様の健康と、喘息治療の更なる進展に向け、引き続き情報を提供してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
使用機材
・カメラ: sony VLOGCAM ZV-1 II、sony ZV-1(カメラスライダー)、JVC Everio
・ミキサー :ヤマハ YAMAHA ライブストリーミングミキサー 3チャンネル AG03MK2 W
・スイッチャー:Roland ローランド/VR-1HD AVビデオミキサー
・マイク:RODE Microphones ロードマイクロフォンズ Wireless GO II、Blue Yeti
・電子ピアノ:ヤマハ YAMAHA 電子キーボード piaggero ホワイト NP-12WH
・パソコン:dynabook
・モニター:レグザ 75V型 4K液晶テレビ 75M550K
・配信方法:ZOOM
発表の機会を頂きましたノバルティスファーマ株式会社の関係者皆さまに感謝申し上げます
これからも引き続きアーティスティックな全国講演を期待します。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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