ぜんそくの治療の目標

喘息(ぜんそく)治療には目標があります

外来で喘息の患者さんにお話を聞くと

「咳はいつも出ているけど、治らないと思っていた」

「喘息だから、症状がもっと良くなるとは思っていなかった」

「いつもの症状だから仕方がないと感じていた」

など

喘息だから・・・・と現在の症状で妥協している方がおられます。

ぜんそくには治療の目標があり
ガイドラインには

健常人と変わらない日常生活が送れること
 正常な発育が保たれること

正常に近い呼吸機能を維持すること

・PEFの変動が予測値の20%未満

・PEFが予測値の80%以上

・夜間や早朝の咳や呼吸困難がなく十分な夜間睡眠が可能なこと

・喘息発作が起こらないこと

・喘息死の回避

・治療薬による副作用がないこと

・非可逆的な気道リモデリングへの進展を防ぐこと

と記載されていますが、

すなわち、症状が全くないことが 「良い」 とされています。

現在の治療にもう少し工夫をすれば症状がもっとよくなる患者さんもおられます。

もちろん最大限に治療を行っていても喘息の症状で苦しんでおられる患者さんもおられます。

担当医の先生とご相談をしてみてください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)