妊娠と喘息(ぜんそく)

妊娠中のぜんそく患者さんが咳が止まらないと受診をされました。

お母さんは非常に不安そうで、現在の症状、薬の影響などいろいろ心配をされております。

赤ちゃんの事を思うと心配な気持ちはよく理解できます。

妊娠と喘息には不思議な関係があります。

喘息の患者さんが妊娠すると

● ぜんそくの症状が悪化する人

● ぜんそくの症状が改善する人

● ぜんそくの症状が変わらない人

それぞれ約1/3づつとなります。

自分自身がどれに当てはまるかは妊娠をしなければわかりません。

大事なことは

■ ぜんそくの症状を適切にコントロールすることです

妊娠が分かったから自らの考えで薬を

やめたり、少なく使用したりすることはやめましょう


■ 多くのぜんそくの薬は、催奇形性についてはほとんど問題ありません

まずは主治医の先生にご相談ください。

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)