熱がなければ、ぜんそくの可能性が高いと思われます
呼吸器・アレルギー科をご専門に診察をされていない場合、
咳と息切れの時に、胸の音を聞いて
● ぜこぜこ ぜーぜー ヒューヒュー
したような感じがあれば
● ぜんそくの け があるかもしれない
と表現をされるかもしれません。
ぜんそくの特徴である、気管支がむくんで狭くなっている音です。
しかし、ウイルスや細菌による気管支炎でも
● ぜこぜこ ぜーぜー ヒューヒューすることがあります
患者さんの表現としては
● かぜをひいたようだ
● のどが痛くなって、そのあと咳が出てきた
とお話しすることが多いです。
■ アレルギーによるぜんそく症状なのか、風邪による気管支炎の症状なのか
判断が難しい場合があります。
そのようなときに
● ぜんそくのけがありそうだ
と表現されるかもしれません。
すなわち、
● ぜんそくのような音がするが、ぜんそくか否か判断が難しい
ことです。
このように、ぜんそくには診断の難しさがあります。
実際に、専門医向けの喘息のガイドラインにおいても
■ ぜんそくの診断の目安
と表現されています。
■ 何か一つ、二つ検査をやれば診断できる病気ではありません
問診(非常に重要です)、診察と聴診、呼吸機能検査・・・
を複合して、総合的に判断をしていきます。
ぜんそく であると診断したならば
● 吸入ステロイドを使用した継続的な治療
が必要となります。
そのためには、患者さんに
● ぜんそくの診断と通院の継続を説明しなければなりません
多くの患者さんのお話を聞いていると大人になって、
■ ぜんそく(喘息)の け がある
といわれたら
■ 熱がなければ、ぜんそくの可能性が高い
と思われます。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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