自身感覚での良い、悪いの判断は注意が必要です
● ぜんそくの薬を使ったり使わなかったりしているが調子は良い
● 呼吸器・アレルギー専門科の所で一度もみてもらったことがない
● 調子が良いからこのままで良いのでしょうか?
と、患者さんに来院をして頂いています。
確かにお話を聞くと
● 咳や痰もなく、調子が良い
ようです。
しかし、
● 坂道や階段ではどうですか?
とお尋ねしますと
● それは苦しいですよ
と返答を頂きます。
● 患者さんが感じている調子が良い事
と
● ぜんそくの調子(コントロール)が良い事
は異なることがあります。
実際に、
● 呼吸機能検査
● 総合呼吸抵抗測定装置 (モストグラフ)
● 呼気一酸化窒素検査
をしてみると、空気の通り道は狭く、表面はヒリヒリしているようです。
検査だけを頼りにする事は良くはありません。
しかし、検査を行うことにより
● 自分自身の呼吸機能が標準と比べて良いか悪いか
● 治療をもう少し強化すべきか否か
● 客観的に分かります
お話を聞いて、胸の音を聞いて、検査を行って、吸入器の使用方法を確認して(トレーナーを用いて)
● すべて考えて調子が良いか否か考えます
(参考)
ぜんそくの調子が良い、悪いの判断にはACTという質問票があります。
ぜんそくの調子の判定 ー ぜんそくコントロールテスト(ACT)
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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