夜や朝に咳が出たりしていませんか
9月に入って寒くなってから咳や痰の調子が悪い患者さんが多いです。
その中で、今までそれほどない傾向で、
● タバコを吸っていたり、過去に吸っていた患者さん
が来院をされます。
主に
● 肺気腫、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)
で他の医療機関で治療中の患者さんです。
● 肺気腫で治療をしてもらっていたがよくならない
● COPDだが良くならない
● 咳や痰がつらい
● 痰の薬だけもらっている
多くの場合、タバコを吸っていて、咳や痰、息切れがあれば
● 肺気腫、慢性気管支炎
と診断され、薬を処方されると思います。
一つの問題点として、肺活量をされている場合が少ないので
● 今の状態で肺の機能がどの程度良いのか悪いのか
自分自身で分からない場合が多いです。
さらに難しい事がもう1点あります。
~下に書いてある内容は当てはまりますか?~
● 夜や明け方に咳や息切れがつらい
● 毎年、春や秋に出たり悪化したりする
● イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスターなどを飼っている
● 花粉症、鼻炎、アトピー性皮膚炎などアレルギー体質がある
● 家族でぜんそくがいる
● 小児ぜんそくがあった
● 昔から気管支が弱いといわれていた
● タバコは吸っていたが一時的
● たばこは吸っていたが一日10本も吸っていない
● 胸がぜーぜーした感覚があった
● 咳が急に出てくる
● 会話や冷たい空気で咳が出る
いくつか当てはまることがあれば
● ぜんそく
がある可能性があります。
ぜんそくの要素がある場合は
● 吸入ステロイドを中心とした ぜんそくの治療
をしないと良くなりません。
気になる場合は、かかりつけの先生に相談したり、呼吸器専門の医療機関に受診してください。
● 大人になってから ぜんそく
● 80歳になってから ぜんそく
は何も珍しくありません。
大人になってもぜんそく(喘息)になるのでしょうか?
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- クリニックだより2024年12月21日高倉健さんに学ぶ「健康と生きる姿勢」 ~白洲正子さんの言葉を添えて~
- クリニックだより2024年12月21日高倉健さんに学ぶ「健康と向き合う姿勢」
- クリニックだより2024年12月21日高倉健さんに学ぶ「人生を愛する心、感動する心」
- クリニックだより2024年12月21日高倉健さんに学ぶ、池波正太郎の言葉と「持ち時間」の大切さ