クリニックだより 内科

喘息(ぜんそく)で苦しい発作時の過ごし方

内科

嵐が過ぎ去るのを待つように、静かにしています


季節の変わり目です

花粉も多くなっています

かぜも引きやすい時期です

ぜんそく発作が出やすい時期です

・毎年この時期に具合が悪くなる

・ぜんそくが調子悪い

・夜苦しい

・ぜんそくの咳がなかなか止まらない

・咳止めが全く効果ない

・苦しい

・昨夜は息が止まるかと思った

このように訴える患者さんが多くなっています。

程度の差はありますが、多くの患者さんは

● ぜんそくの発作で当院に受診されます

ぜんそくで咳や痰などで苦しい場合は発作です。

程度の差はありますが、平均的な当院での中発作における治療は

● ネブライザー(気管支を広げる霧状の薬)

● ステロイドの点滴をします

その後は

● ステロイドの飲み薬を5~10日間使用します

体調によっては、

● ステロイドの点滴を午前・午後、さらに連日

することもあります。

患者さんの中には、

● 仕事をしつつ、ぜんそく発作を通院で治療

している事もあります。

ぜんそく発作の治療中の基本は自宅で安静にしてることが重要です

仕事中は苦しくなくても、発作は主に夕方から夜間、明け方に出やすいです。

日中体を動かしていると、自宅に帰ってからの発作は悪くなります。

治り具合が良くなければ、入院が必要となることもあります。

● 安静が保たれることと、ステロイドを点滴で多く使用できる

ことによって症状が改善されます。

自宅での過ごし方は、

● メプチンやサルタノールを使用して鎮めます

● 患者さんによっては医師からステロイドを飲むように言われます

では家ではどのようにしましょうか。

● 背中をあげたほうが咳や息切れが楽です

● 会話したりすると咳が出やすいので静かにしています

● 気温の変化でも咳が出やすいので空調の管理は気温差が大きくならないようにします

● 埃で咳が出やすいので目の前で掃除は控えましょう

● ペットがいる場合は寝室には入れないようにしてください

● 乾燥したり、喉がかわくと痰が切れにくくなるので水分を取ります

● 動いたりすると咳が出やすくなります

● 調子が悪いのに日中仕事や学校に行くと家に帰ってから症状が悪くなります

嵐が過ぎ去るのを待つように、じっと静かにしています

● 救急車 呼ぶか迷ったら