呼吸器内科で問題になる咳の多くは1~2か月以上も止まらない咳です
夜に咳が出ると本人や一緒に寝ている家族まで睡眠不足になります。
様々な病院で咳止めの薬や抗生剤を処方してもらっても咳が止まらない
事があります。
クリニックでは、まず胸のレントゲンを撮影し肺炎、肺癌、肺結核などの重篤化し得る病気を慎重に除外します。
もう1つのポイントは
● アレルギーが関与する喘息(ぜんそく)
を見落とさないことです。
喘息(ぜんそく)による咳にもかかわらず喘息の治療はせずに咳止めだけを飲んでいても
咳は止まりません。
さらに長引く咳の原因は
ぜんそくと同様にアレルギーが関与する
● 咳喘息(咳ぜんそく)
が最も多く、約半数を占めます。
そして
「副鼻腔気管支症候群」
「胃食道逆流症」
などが続きます。
それぞれの病気に合わせた薬を使わないと咳はなかなか止まりません。
もし1~2か月以上も咳が止まらない場合は一度専門医への受診をお勧めします。
優しい肺の検査 総合呼吸抵抗測定装置 モストグラフ
優しいぜんそくの検査 呼気一酸化窒素検査
優しいレントゲン検査
世に一番普及している肺機能検査 スパイロメーター
優しい採血
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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