優しい肺の検査 総合呼吸抵抗測定装置 モストグラフ
肺の検査 ― 呼吸機能検査は
「大きく息を吸ってー、吐いて―」
のいわゆる肺活量の検査のイメージがあると思います。
学生時代よりやったことのない患者さんもいらっしゃるかもしれません。
呼吸器の病気で
「長引く咳、動いたときの息切れ、慢性的な痰など・・・」
の診断をするにあたり、第一選択となる非常に重要な検査となります。
さらに現在の呼吸器の病気(多くはぜんそく、COPD)の状態を知ることができます。
しかし、この検査は患者さんによっては
きつい、つらい、くるしい、苦手・・・
などのお声をよく聞きます。
患者さんの体調によっては、できない事もあります。
そこで、上の写真は当クリニックで撮影した機械ですが、
■ 総合呼吸抵抗測定装置 モストグラフ
といいます。
名前を聞くと何でも分かるような機械に思えますが、あくまでも肺活量検査の補助診断となります。
基本的には肺活量検査と同時に行いますが、体調によってはモストグラフの検査だけをすることもあります。
この検査は普通の呼吸をするだけで、肺の状態(空気の通り道が狭くなっていないかどうか)を知ることができます。
普通に呼吸をするだけですので患者さんにとって負担が少ないです。
写真は2016年に発売された第2世代目で外観も第1世代と比べ優しい外観となっています。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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