クリニックだより 内科

病院から紹介のあったCOPDの患者さん

内科

当院にて検査と診断、治療を行います


ある病院からご紹介を頂きました。

近隣の病院から呼吸器の事でご紹介を頂く機会が増えており、大変光栄に思っております。

内容は

● 慢性閉塞性肺疾患(COPD)疑いの治療

です。

● たくさん喫煙をしていた

● せきや痰がでる

● 坂道階段で苦しい

このような症状から疑われます。

● 胸の音は特に問題ありません

● 足も特にむくんでいないようです

病院では心臓と不整脈以外は特に検査をしておりません。

当院で検査をしてみましょう。

● レントゲンでは横から見ると横隔膜が平らです

● 呼吸機能検査では気管支が狭いことが分かります

● モストグラフでも確かに気管支が狭いことが確認できました

● 呼気一酸化窒素検査は正常で咳の原因としてぜんそくを強く疑う感じではありません

診断は

● 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

で矛盾ありません。

治療のことをご説明しましょう

COPDはたばこの煙で肺が壊れて、さらに空気の通り道が狭いのです

● 壊れた肺は元に戻せません

● 狭くなっている空気の通り道を広げることにより息切れを良くします

吸入薬を使います。

様々な種類があり、使い方も様々であり患者さんに合った選択をするのが重要です。

● 当院においては後で看護師が使用方法を説明します

● もし使用が難しければ違う薬を選択します

● いざとなれば患者さん自身が使用しやすい薬を選択してもらいます

● 私が吸入器の中身に入っている薬をある程度決めておけば、あとはどのようにでもうまくいきます

患者さんが高齢で心臓の薬も多く飲んでおり、前立せん肥大もあることを念頭に、

● レルベア

を処方しました。

● 空気の通り道を広げてくれるイメージです

さらに、

● 苦しくなった時に、その場で息切れを良くしてくれる

● 坂道を上る前に、息切れがある程度楽になるように準備する

即効性がある吸入薬を一緒に処方します。

メプチンスイングヘラーを処方しました

ご本人と奥様ご一緒に吸入方法や日常生活の注意点についてご説明します

※ ここからが非常に重要です!

レルベア、メプチンともにある程度上手に使用することができました。

予定通りの処方となりました。

● 最初から完璧にできなくても構いません

● 通院ごとに毎回練習をして帰れば、もっと上手に吸うことができます

所属官庁は環境省である(独)環境再生保全機構ではCOPDに関する詳しい内容が記載されています。

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