空気の通り道が敏感になっています
● 季節の変わり目に咳がでやすい。
● 寒い風にあたった時に咳が出る
● たばこの煙、寒暖の差、電話での長話で、咳き込む
このような症状がある場合は、ぜんそく(喘息)の症状を疑います。
また、ぜんそく(喘息)の患者さんはこのような咳の特徴があります。
中には新型コロナウイルスになってからこのような咳が出る人もいます
なぜ咳がでやすいのか・・・
咳は空気の通り道(気管支)の表面が刺激されることによって咳が出ます。
水や食事を間違えて気管(空気の通り道)の方に入った時(誤飲、誤嚥)は、むせこむように咳が出ます。
しかし、
普通なら咳が出ないような、冷たい空気で咳が出るのがぜんそく(喘息)の特徴です。
なぜ、ちょっとした刺激で咳が出るか・・・
ぜんそく(喘息)患者さんでは、空気の通り道(気管)の表面が敏感になっているからです。
例えば
・手荒れをしていると、熱いものや冷たいものに対して敏感になります。
・肌の日焼けや軽いやけどをすると、お風呂に入った時に肌が敏感になり、いつもより熱く感じると思います。
● ぜんそく(喘息)の患者さんでは空気の通り道(気管)の表面が荒れている、日焼けをしているイメージです
そのため、普通なら咳き込まない、ちょっとした刺激で咳が出るのです。
例えば、マスクをした方が咳き込みにくいのは、刺激が軽減されるからです。
● 治療のイメージは、空気の通り道(気管)の表面の荒れや、日焼けを直す感じです
アレルギーが原因となる咳や息切れの診断や治療は特殊性があります。
呼吸器内科・アレルギー科における特有の検査が必要です
心当たりがあったり、気になる場合は
呼吸器内科・アレルギー科専門の医療機関
へ受診してください。
本日も、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックをご利用いただきありがとうございます。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
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