胸がヒューヒュー、ゼーゼーする病気 なぜ苦しくなるのか?
■ いきが苦しくなる。
■ いきをすると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がする。
このような症状がある場合は、ぜんそく(喘息)の症状を疑います。
また、ぜんそく(喘息)の患者さんはこのような特徴があります。
・ぜんそく(喘息)の患者さんでは空気の通り道(気管)の表面が荒れている、日焼けをしている感じです。
皮膚のやけどや手荒れがひどくなると赤く腫れてむくむように、
花粉症や鼻炎で鼻の粘膜が腫れてむくんで、空気の通りが悪く鼻づまりになるように、
■ 空気の通り道(気道)も赤く腫れて、むくみます。
↓
■ 空気の通り道が狭くなります。
↓
■ 苦しくなります。
さらに、ぜんそく(喘息)患者さんでは、空気の通り道(気管)の表面が敏感になっています。
そのため、
■ 普通なら咳き込まない、ちょっとした刺激で咳がでて、空気の通り道(気道)が「キュッ」と縮まります。
↓
■ 空気の通り道が狭くなります。
↓
■ 苦しくなります。
笛は狭いところを空気が通過するために「ピー」と音が鳴るように、
■ ぜんそくでも同じように、狭い所を空気が通過するために、いきをすると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がします。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- 内科2024年11月21日のどを守って喘息を悪化させないために:徹底ガイド
- 内科2024年11月21日秋の喘息管理:季節の変わり目に注意を
- 内科2024年11月21日鼻炎、副鼻腔炎と咳の関係について
- クリニックだより2024年11月21日高齢化社会と共に考える—「老害」という言葉をどう受け止めるか