若い患者さんでも吸入方法は確認が必要です

アドエア、レルベア、フルタイド、セレベント ディスカス エリプタなど

粉を吸う薬で、若い方は比較的、ぜんそく(喘息)、咳ぜんそくで処方をされる場合が多いと思います。

■ 粉を吸う場合には吸う力が必要といわれています。

この薬を使用する場合には

■ 吸う力が弱い、年齢が高い患者さんには注意が必要といわれています。

吸う力が弱ければ、気管や肺に薬は到達せずに、せっかくの薬が無意味になります。

吸う力が強い若い患者さんは、特に今まで意識をしませんでした。

しかし、実際に初回、2回目、3回目の吸入方法を院内で確認させていただくと、

■ 体力がある若い男性でも、薬を吸えていない場合がある事が分かりました。

■ 初回の吸入の説明で吸えていても、2回目で吸えていない場合もありました。

理由としては

・吸う力を持っていても、どの程度の力で吸えば良いか分からない。

・初回は大丈夫でも、だんだんと吸うことがおろそかになり、吸う力が弱くなった。

当クリニックにおいては吸えているか否かの判断は、すべてトレーナーといわれるものを使用しています。

薬の口を当てる部分の形状が薬によって違いますので、空気の漏れなどがないかどうかも確認できます。

トレーナーは自宅に持って帰ってもらいますが、実際に家で確認や練習することは、まれでしょう。


■ 若くて力があるから、吸えるのではありません。

■ どの程度の力で吸えば良いかを繰り返しお教えして、感覚として身に付けることが大事です。

下の写真は吸う力をそれほど要さない霧状の薬のイメージです。

肺に薬を到達させるイメージは、粉も霧も変わりありません。

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投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)