ぜんそくスケール

ぜんそくスケールとは

犬、猫など毛の生えたペットを自宅で飼育していると、ぜんそくの症状(咳、息切れ)が悪くなる場合があります。

(ペットのアレルギーを持っている、持っていないに関わらず)

治療で用いる吸入器を使用すると、ある程度は症状が良くなります。

しかし、症状が良くなったので、薬(吸入器)を患者さんがご自身の判断でやめてしまう場合があります。

ペットが自宅にいる限り、薬をやめてしまうと、また咳が悪くなる可能性が大きいです。


上のような説明を分かりやすく患者さんにイラストで伝えることが目的です。

(注)当院オリジナルのものです。

ペットの代わりに、

・大気汚染、喫煙、過労、ストレス、花粉、黄砂、気象、カビ、・・・

などの喘息(ぜんそく)症状の悪化の原因に置き換えてもイメージは同じです。

喘息スケールのイメージとは

● ペット(原因)と治療に用いる薬(吸入器)の綱引きのイメージで、力が勝ったほうの効力が出ることになります。

● 薬をやめたら原因となる方の力が勝り、薬をやめないほうが良い、というイメージがわくと思います。

● ペットを飼育すること(原因となるもの)をやめたら症状が良くなるだろう、とわかります。

患者さんはペットを家族同様に暮らしていますので、決してわるものではなく、優しいイメージのままでイラストを描いてもらっています。

私としてはペットを「手放せ」とは言わず、「今のが寿命を迎えたら、次は飼わないこと」 と説明しています

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なかには、それではすまない患者さんも居られるかもしれませんが、

そのかわり「薬はやめないでください」と説明しています

投稿者プロフィール

院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
院長:山口裕礼(やまぐちひろみち)
資格:医学博士、日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本喘息学会認定喘息専門医、日本内科学会認定内科医、日本喘息学会認定吸入療法エキスパート

環境省 環境人材認定事業 日本環境管理協会認定環境管理士、漢方コーディネーター、内面美容医学財団公認ファスティングカウンセラー、日本セルフメンテナンス協会認定腸内環境管理士、腸内環境解析士、日本温活協会認定温活士、薬膳調整師、管理健康栄養インストラクター、食育健康アドバイザー、日本園芸協会認定ローズ・コンシェルジュ、ローズソムリエ®(バラ資格)