慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断された患者さんは
シーブリ オンブレス ウルティブロ
などの吸入薬を処方された経験があると思われます。
それぞれ色や名前は違いますが、形は全く同じです。
全く形が同じであることから、どの薬がどのような効果があるかご存知の患者さんは多くなく、混乱あると思われます。
簡単にご説明しますと上の絵の通りです。
薬の使用パターンを考えると
① シーブリのみ使用している患者さん
② オンブレスのみ使用している患者さん
①+② シーブリとオンブレスを両方使用している患者さん(まれとは思いますが・・・)
③ ウルティブロのみ使用している患者さん
上記のパターンが一般的です。
その中で
⇒ ①+②シーブリとオンブレスを両方使用している患者さんは③ウルティブロのみ使用の方が効率的と考えます。
⇒ ①シーブリのみ使用している患者さん、もしくは
②オンブレスのみ使用している患者さん
で、息切れが強いようであれば
③ウルティブロのみのみ使用へ変更を考慮しても構いません。
もちろん、今使用している薬剤や吸入方法で病気の調子が良いならば、現在使用している薬を継続して全く問題ありません。
薬の量が増えて負担になる場合や現在の病気の調子が悪い場合は、担当の先生にご相談しても良いと思われます。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- 内科2024年12月5日喘息改善の体験談:そばがら枕の見直し
- 内科2024年12月5日喘息改善の体験談:空気清浄機の見直し
- 内科2024年12月5日喘息改善の体験談:趣味と環境の見直し
- 内科2024年12月5日禁煙と喘息:患者さんを信じて待つという選択