肺気腫は治せませんが、せきや痰などを楽にします
肺気腫はタバコによって肺に穴があく病気です。
残念ながら肺の穴自体は治りません。
肺気腫がすすむと、穴の数が増えたり大きくなります。
そうすると、酸素を取り込む肺がこわれていきます。
肺がこわれてくると空気の通り道の気管支が狭くなってきます。
よって、せきや痰、息切れが悪くなってきます。
肺気腫が悪化して症状が悪くなると
慢性閉塞性疾患(COPD)
という病名になってきます。
テレビゲームやアニメの悪のキャラクターがさらに進化したイメージ
です。
まだ肺気腫のままか、COPDまで進化(悪くなった)したかは呼吸機能検査をしないと分かりません。
治療はまずは禁煙をお勧めします。
薬による治療は?
穴は治せないので、狭い気管支を広げるような薬を使用します。
気管支拡張薬
おもに吸入薬を使います。
下記のイラストを参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- 皮膚科2024年11月23日日光に弱い方へ:肌と体を守る対策
- クリニックだより2024年11月23日虫歯と全身の病気 ~知られざる影響~
- クリニックだより2024年11月23日歯周病と全身の病気 ~知られざる繋がり~
- 内科2024年11月23日風邪をひきやすい方へ:免疫力を高める生活習慣