苦しい時には発作時用の吸入薬があります
ぜんそくの患者さんは
● 症状が何もないことが一番良いコントロール状態です
しかし、風邪や天候などによって
● 咳が止まらない
● 息苦しい
状態になることがあります。
とくに、夜間や明け方に症状が出ます。
そのような状態を
● ぜんそく発作
と言います。
発作が出た場合に発作の薬が無い場合は
● 水を飲んだりして止まるまで待つ
と言われる患者さんがおります。
ぜんそく発作には
● 発作を鎮めるための吸入薬があります
主に写真にあるような
● メプチン、サルタノール
と言われる薬です。
ぜんそくの患者さんで手元に発作の薬が無いようでしたら、
● かかりつけの先生にご相談して、処方をしてもらってください
使用方法は
● いつもとちょっと違う
● 息が重い
というくらいで発作薬を使ってみると、あまりひどくならずにすむ場合があります。
苦しいのを我慢していると気道が狭くなってきます。
● 吸っても薬が中まで入っていかない状態になり、薬が効きにくくなります
効果的なタイミングは
● 少し調子がおかしいなと思い始めたとき
● 苦しさが一段落したけど、まだ少し症状が残っているとき
このように使うと症状を和らげ、元の状態に早く戻れます。
しかし、
● 吸入ステロイドなどの予防する薬を使用していないで
● 調子が悪い時だけメプチンもしくはサルタノールのみの使用はいけません
投稿者プロフィール
- 2017年1月、希望が丘(神奈川県横浜市)にて、やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニックを開院しました。
最新の投稿
- クリニックだより2024年11月22日モルモットと牧草(チモシー)アレルギーについて
- 内科2024年11月22日加熱式たばことCOPDの関係:本当に影響は少ないのか?
- クリニックだより2024年11月22日働きながら親の認知症介護を乗り切るために
- クリニックだより2024年11月22日通院中の患者さんと産業医の役割について